モーリス・ブランショ が生誕100年でした
100年
さて、超難解な文学作品で、文学の限界に迫った作家、モーリス・ブランショ。あまりにも、難解でいまや、読者がとっても少なくなってしまっているけれども、そんな、モーリス・ブランショは、今年2008年が生誕100年だったのに、最近気がつきました。文学が・・・
この前後でいうと、サミュエル・ベケットだとか、エリアス・カネッティ、サルトルあたりも、ここ最近生誕100年を迎えていて、なんだか、ミレニアム以上になんとなく時代の変化を感じるところもある。芸術全般的にそうだと思うのだけれども、20世紀中盤頃には、ミニマムな表現を追求していって、それぞれが限界を求めていた頃があったように思うのだけれども、その頃に生まれた作家や作品ってのは、やはり、根源を目指していて、表層的な物から離脱しようとする強い意志があると思う。一方で、あまりにも抽象的な議論であることが、生活から離れすぎていて、実感とは異なるそれになっていたりするし、結局そのような追求の果てには無に限りなく近づくだけで、だから何だろうかという世界に繋がる。
そのこともあってか、現在では、むしろ、そういった追求よりも、無の装飾によって、そうであると自ら理解しているしていないに関わらず、むしろ表層に勝負の場を求めているところがあると思う。
ただ、やはりそこには、強い違和感の意志の弱さを感じないではいられないし、今後の文学はどこにいくのだろうと・・・。
とりあえず
とりあず、ブランショ生誕100年の書籍が出ているので、これから読んでみようと思う。関連リンク:
dLINKbRING.Literature.モーリス・ブランショdLINKbRING.Labo.dicmulsearch.人物史比較.近現代文学
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