2006-01-01から1年間の記事一覧

ICC:アートのオープンソース化は可能か?

1.またネットより そんなところで、今回のイベントもネット越しに聴く。ネットから聴くことの良さも結構あって、ネットの話題が参照されると即検索して、そのサイトをチェックできるというところ。ついでに、検索しなくてもいいように、話題になった内容のリ…

Terry Bozzio with The Tosca Strings : One World

1.凄い数 さて、ロックからジャズから多方面へとまたがる凄腕ドラマーTerry Bozzioがストリングカルテットと競演したDVDがこれ。 相変わらず大量のパーカッションズが並べられたドラムキットは圧巻。彼のサイトに行くと詳細がわかります。 2.中身 演奏の方で…

ICC:コネクティング・ワールド

1.まずは展示 1.1概略 さて、2006/11/26まで東京:初台のICCにて実施されているコネクティングワールド展。リニューアル後の初の有料展示でもある。 展示は、ギャラリースペースの多くが無料スペース化したこともあって、しきられてはいるものの、一つのスペ…

Mars Volta : Amputechture

1.遂に 私が、勝手に現代Deformed Rock御三家と呼んでいる、バンドの一つ、Mars Voltaの3枚目のアルバムが、日本盤先行で発売になっている。あっ、ちなみに、他の2バンドは、TOOL と Muse で、いずれも今年新作を出しています。 2.中身 さて、3作目。前2作品…

Dream Theater : Score

1.20周年 さて、現在最強のロックバンドといっても良いと個人的には思っているProgressive MetalバンドDream TheaterのライブDVDとCDが発売になった。タイトルはScore(スコア~フル・オーケストラ・ライヴ2006)。 2.Best & Orchestra 2.1 Dream Theater's …

しあわせな日々 : サミュエル・ベケット

1.概要 さて、劇団世界劇場によるサミュエル・ベケットの戯曲「しあわせな日々」の舞台が、ランドマークホールにてあった。そのだりんと大久保鷹が出演。 2.埋まる人 土の中に半身埋まっている女性とその背後でごろごろと蠢く男性が登場人物。ほとんどが女性…

Strapping Young Lad : The New Black

1.日本盤決定 さて、先日日本盤が発売された、SynchestraをDevin Townsend Band(DTB) 名義でリリースしたDevin Townsendですが、それから少し遅れてリリースされたのが、このThe New Blackで、名義は、Strapping Young Lad(SYL)。ちなみに、こちらの方も先日…

スタニスワフ・レム Stanisław Lem : 天の声・枯草熱

1.SFの巨人 先日、残念ながら亡くなってしまったSFの巨匠スタニスラフ・レムの作品「天の声・枯草熱」を読んでみた。レムというと、「ソラリス」があまりにも有名すぎて、その他の作品が知られていないが、この作品は、スタニスワフ・レム・コレクションとし…

Adrian Belew : side three

1.KingCrimsonの さて、King Crimson初のアメリカ人でかつベーシスト以外のボーカリストという称号を持つ、凄腕変態系ギタリスト Adrian Belew のソロ作品。かなり昔にギターで象の鳴き声を出したりする日本のCMにも出ていたはず。それから、今度Porcupine T…

Make:オライリー

1.デジタルより出でて さて、コンピュータ系プログラム系書籍で知られるオライリーから、雑誌「make」が創刊された。米国版は、既に存在して、あらたに日本版が刊行されたわけだ。年2〜3回のペースでの発行とのこと。 2.これはすごい ということで、購入して…

ガルシア・マルケス 相次ぐ

1.ラテンアメリカ さて、ラテンアメリカを代表する作家であり、マジックリアリズムの代表格ともいえるノーベル賞作家のガブリエル ガルシア・マルケスの本が相次いで9月、10月と発売になる模様。ちなみに、代表作は百年の孤独で、焼酎の名前にもなってしまっ…

魂の城 カフカ解読:残雪

1.カフカ本 さて、いつの間に、世間の本屋さんにカフカ関連の書籍が増えてきているような気がするのですが、”魂の城 カフカ解読”もそんな中の一つ。 2.残雪って 下のリンクを見ていただくともう少しわかると思いますが、残雪とは、中国の作家で、ペンネーム…

The ENID: Sheets of Blue

1.秘宝 さて、英国最大の秘密とも呼ばれていたこともある、プログレッシブロックバンド The ENID。そのAnthologyがどういった理由でなのか不明なのだが、発売になっている。 2.ひもとくと まず少し、このバンド The ENIDのおさらいを少し。 2.1 デビュー ク…

ポップアート 1960-2000:損保ジャパン東郷青児美術館

1.眺めの良い場所 さて、新宿の損保ジャパン美術館は、損保ジャパンビルの上の方にある美術館で、新宿を一望出来る眺めを誇る美術館でもあるが、2006/9/3まで、ポップアートの展示を実施中。 2.小型版 数年前に、東京都現代美術館にて、ポップアート展をやっ…

さよなら ナム・ジュン・パイク展:ワタリウム美術館

1.ワタリウム さて、先日残念ながら亡くなったメディアアートの第一人者、ナム・ジュン・パイク氏の追悼的展示が表参道というのか青山というのかあたりにあるのワタリウム美術館にて、開催中で、2006/10/9まで。 2.フルクサス 初期のテレビをモニターとして…

Art2.0 というごまかしのタイトルで(その4)

0.気づけば数ヶ月 前回の記事から気がつけば恐ろしいほどの時間が過ぎ去ってしまった。こういったまとまった記事を書けるような時間に当てるはずの時間をちょっとした Web Site を作る時間に費やしてしまったが故にである。で、やっぱり、Web Serviceって、…

ZIDANE

1.さて、夏休み 先頃、大いなる話題とともに引退したフランスの英雄ジダン。その彼を追った映画”ZIDANE”、シネカノンにて公開中(〜2006/8/18、8/19〜レイトショー) 2.概要 監督は、現代美術系の人たちで、Douglas GordonとPhilippe Parreno音楽は、MOGWAI…

Dream Theater:Dark Side of the Moon

1.Official Bootleg さてさて、ある時期からはやり始めて、今やすっかり定着した感のあるOfficial Bootleg ですが、そのDream Theater版ということで、ytsejam recordsというネットショップ経由でいろいろと発売されています。 2.まるごとコピー Dream Theat…

Porcupine Tree & ProjeKct6 来日決定

1.という間に 昨日の記事の後に、Porcupine Treeのサイトもアップデータされて、Porcupine Tree & ProjeKct6の来日が正式決定したようだ。 Three Porcupine Tree shows are confirmed for Japan in November, all with ProjeKct 6 (Robert Fripp + Adrian B…

Porcupine Tree & ProjeKct6 来日!?

1.本当? さて、先日Porcupine TreeとProjeKct6がツアーを始めるという記事を書きましたが、なんと、そのツアーが日本にやってくるという話が・・・。 2.情報源 情報源は、Robert Fripp御大の日記から。11月後半にも来日予定だとか。うーぬ、どこまで本当な…

Mind Hacks

1.またまたオライリー さてさて、Oreilly初?の非コンピュータ系出版物、”Mind Hacks”。こないだ取り上げた”PHP Hacksと同じ”Hacksシリーズとしての発売。 2.脳 内容は、脳を中心として、人間の制御とはどのようになっているかについての本。例えば、人間が…

原美術館:束芋 ヨロヨロン

1.概要 さて、品川駅から少し歩いたところにある小さいけれどとても若い現代美術の展覧会をしばしば開いている原美術館にて、2006/06/03〜08/27束芋ヨロヨロン展が開催中。和風感漂うアニメーション作品を中心として、かなりいろいろなところで評価されてい…

King Crimson & Porcupine Tree

1.コレクターズ・キング・クリムゾン 1.1 概要 さて、着々と続いているKing Crimson秘蔵ライブ音源シリーズコレクターズ・キング・クリムゾンもNO.10になって、まだまだ音源があるぞという感じです。今回は、豪勢に合計6枚組。年代は1971年、1974年、2000年…

Rush:Replay X3

1.続発 一時の発売延期ラッシュ続きで発売されるのかどうかにもやきもきさせられ続けだったカナダ産ベテランロックバンドRushのDVDだが、どうも、発売元以上に市場が活発で予想外に売れている様子、で、その結果、立て続けにDVDが発売されるといううれしい状…

PHP HACKS

1.毛色を変えて さて、今回は少し毛色を変えて、Oreilly から出ているPHPのテクニック集PHP HACKSを取り上げる。 2.ちなみに ちなみに、私のプログラミングレベルは、LAMP+CSS+XHTML+AJAXをそれぞれ少しずつかじりながら、何とか検索機能が付いたりしているW…

Pink Floyd :PULSE (LIVE DVD)

1.漸く 長らく、そのDVDでの発売が噂されながらどころか、何度か実際に発売予告がされながら何故かなかなか発売されなかった、Pink Floyd のライブDVD PULSEですが、とりあえずUSA盤は発売になりました。基本的には、リージョンフリーのNTSCなので、輸入盤で…

サミュエル・ベケット:エンドゲーム、幸せな日々

1.生誕百年 さて、生誕百年のサミュエル・ベケットですが、海外では様々なイベントがありながら、日本ではなかなか開催されないのかなと思っていたところ、年の後半にかけていろいろと開催される。 2.演劇二つ 関東圏ですが、演劇が二つ。 まずは、横浜ラン…

森美術館:Africa Rimix

1.はじめに さて、六本木ヒルズの美術館も、森美術館にて開催中(〜2006/08/31)のAfrica Rimix を訪れる。 アフリカ出身の多数の現代美術作家の作品を一同に会した展示。 2.多様性 森美術館はかなり床面積が広くて、疲れ果てるぐらいに十分に楽しむことが出…

muse:Black Holes and Revelations

1.はじめに そんなわけで近頃個人的に注目している、プログレ的要素を持つメジャーバンドのひとつ、muse。もはや、十分すぎるほど一般的にも人気が高いが、その新作を取り上げてみる。 2.多様性 そもそも、プログレ的って何かというと、様々なジャンルがごっ…

Gentle Giant : GG @ the GG

1.伝説 マイナーでありながらも驚異的なテクニックと個性を放ったバンドは特に70年代のプログレ界には多く存在するが、その中でも群を抜いて重要な存在がこのGentle Giant。変拍子と対位法が混ざり合いながらどんどんとテーマが変わりながら進行するとても複…