Dream Theater : Score - Rogi073.Diary 2.0

1.20周年
さて、現在最強のロックバンドといっても良いと個人的には思っているProgressive MetalバンドDream TheaterのライブDVDとCDが発売になった。タイトルはScore（スコア~フル・オーケストラ・ライヴ2006）。

2.Best ＆ Orchestra
2.1 Dream Theater's DVD
Dream TheaterのDVDというと、トゥワイス・イン・ア・ライヴタイムだとか、メトロポリス 2000 であったり、ライヴ・アット武道館それから、Official Bootlegシリーズ　と、既に結構充実しているので、ここに来てさらにというと、最早おなかいっぱいだとお断りしようかと思わせるのだが・・・
2.2まだまだおいしさが・・
ところが、今回はまた少し趣向を変えて、ファンならどうして見ないではいられないものを投入してきてしまった。それが、Best ＆ Orchestraという選択肢。
2.3 構成
まずは、DVDの構成だが、2枚組で1枚目が本編ライブ、2枚目はインタビューとボーナスマテリアルで良くある構成。ただ、この構成っていつも思うのは、少々損というか、2枚まるまるライブでないのだから、そして、ボーナスマテリアルなら、もう少しまけといてよと言いたいところ。で、ここでは主に1枚目の方に言及します。
2.4 Best
コンサートは2部構成＋Encoreで、1部がBest 2部とEncoreがOrchestra。まずは、Bestの1部。この選曲が結構また泣かせる。Majesty期の曲"Another Won"が入っていたり、"フォーリング・イントゥ・インフィニティ"期にお蔵入りになった大作”Raise the Knife”が入っていたり（この曲がまたいい）。それらを含んで、20周年らしく、まんべんなく選曲。
2.5 Orchestra
これが、目玉Orchestraとの競演（Mike PortnoyのタキシードTシャツというしゃれを含む）。まぁ、Orchestraとの競演は、古くは、Moody Bluesだとか、Barckey James Harvestとか、Jethlo TullとかDeep PurpleとかE.L.Pとか、上げればきりがないほどの実績があるので、今やそれだけでは特別なものは感じないが、なんせ、Dream Theateが競演なのだから、興味が出てしょうがない。
秀逸は”Six Degree of Inner Turbulence”のオープニング。元々の曲がオケっぽいので、ばっちりはまる。あとは、やはりバラッド系で効果覿面。逆に、オケとDTのバトル、みたいなのを少し期待したがそういったところはあまりない。贅沢を言うと、もう少し何かがあれば絶賛なのだけれど・・・、いや厳しめな評価をするとキーボードオーケストレーションをオーケストラにしてみただけっぽくてひねりがなくてどうなのだろう・・・、というところ。まぁ、ツアーではなくて一日だけの競演なので、しょうがないかもしれません。
2.6 Jordan Rudesの新兵器
あと、おまけで結構気になったのが、Jordan Rudesの新兵器キーボードおよびスチールギター、そして、巨大モジュール付きMoog（もしくはそれっぽいもの）。新兵器キーボードは、鍵盤が明確な凹凸として存在しないため、キーボード上を左右に自由に行き来でき、結果として、うにょうにょとした音が出せる（リボンコントローラーがキーボード形状になったイメージ）。これと巨大モジュールによって、それまで、デジタルキーボード音の印象強いRudesの音にアナログなうにょうにょ感が加わってさらにいい。

3.CDとDVD
さて、CDもDVDも出ているので、となると、どちらかだけにしたいお財布なのだが・・・とりあえず、DVDから購入でしょう、やっぱり。いずれにせよ、やっぱり、彼らは凄すぎるので、このすごさは見なければ勿体ないです。