2007-01-01から1年間の記事一覧
1.蒼老たる浮雲 中国の文学者、残雪による中編・短編集「蒼老たる浮雲」を読んでみた。 この作家の他の作品と同様、既に廃盤で中古本として探すしか手はない状態になっている作品で、しかも、ものによっては結構な値段になっていたりする。 2.崩壊 もともと…
1.Fish Out of Water プログレッシブ・ロックの代表的バンドYESのベーシストで不動のメンバー Chris Squire のデビューソロアルバムであり、70年代プログレの名盤の1つとして語り継がれる、"Fish Out of Water" がこのほど、大々的に再発された。 2.特典 で…
1.資生堂ギャラリー 銀座の資生堂ギャラリーでは、現在、アフリカン・アメリカン・キルト−記憶と希望をつなぐ女性達 と題された展示が開催中で、2007/10/14まで。 資生堂ギャラリーというと、現代美術のイメージが個人的には強かったのだけれど、こういった…
1.アルメニア アルメニアのバンドで、結成は2001年に遡る模様、多分CDリリースは、この作品、Conquest of the Pacific がデビューアルバム。 2.Gentle Giant フルートやバイオリンといった楽器を含むクラシカルな編成で、そのへんお構成は、After Crying 的…
1.コレクション さて、品川から少しばかり歩いて御殿山あたりのちょっと小洒落た住宅街の中にある美術館、原美術館にて、現在開催中(〜2007/10/28)のコレクション展日本/亜細亜的現代美術を見に行ってみた。 2.幅広く どちらかというと、テーマで絞り込ん…
1.Mashup 新たな Mashup を、dLINKbRING.Labo に追加しました。 ”みんなの集合場所さがし”というタイトルのサイトです。簡単に言うと、複数の出発地から、複数の目的地への経路を全て検索して、どの目的地に行くのが、全ての出発地からして都合がいいのか(…
1.デビューアルバム ちょっと暗鬱間のあるプログレハードサウンドを奏でるバンド、DeasSoul Tribe の2002年デビューアルバムで、バンド名を冠したアルバムを聴いてみた。 2.すでに完成度高く デビューアルバムながら、完成度は高い。全体的には、暗鬱感のベ…
1.アンドレ・ブルトン シュールリアリズムの中心人物、アンドレ・ブルトン。その著書「処女懐胎」は、シュールリアリズムの方法論の1つでもある、自動記述によって、著述された作品。残念ながら、邦訳はここしばらく出ていないので、なかなか入手困難。 2.抜…
1.The Road Home Dream Theater のキーボーディスト Jordan Rudess のソロアルバム、"The Road Home" がリリースされている。 で、今回は、往年の名プログレバンドの楽曲をカバーという意外な作品。ちなみに、1曲だけ新作オリジナルが含まれている。 2.そし…
1.謎 ちょっとその存在がなぞめいているバンド、Sleepytime Gorilla Museum。2001年にアルバムを出して以降淡々と活動している様子。一応、米国Wikipediaにも記事はあるので、詳しくはそちらを参考ください。 2.In Glorious Times そんな彼らの3枚目のアルバ…
1.もうすぐ もうすぐ2007年新作 "A Lullaby for Devil" がリリースになる Dead Soul Tribe。その過去の作品のなかから、2nd アルバムにあたる "A Murder of Crows" を聴いてみた。 2.ちなみに ちなみにこのバンドは、4人編成で2000年にデビュー後すでに4枚の…
1.名SF SFの巨匠スタニスワフ・レムの晩年の作品”大失敗”を読んでみた。 2.内容 宇宙を舞台としたSF作品で、”接触”を題材とした作品。で、まず、この接触が二つあって、まずは時間を超えた接触。異星で遭難しそのまま凍結した人間が未来に発見されて、そして…
1.ライブDVD Porcupine Treeの Steve Wilson とスラエルのミュージシャン Aviv Geffen によるプログレ系ユニットBlackfieldのライブDVDが2007年10月15日ごろに、発売予定。 2.に先駆けて これに先駆けて、彼らのmyspaceにて、宣伝用映像が公開されている。結…
1.Mash Up Award 3rd 第3回にまで発展して、参加APIも増えたMash Up Award。うまく、いいアイデアが浮かばないままに、とりあえず、RailGoの機能でも使ってみようかと、すこし試そうとしたのだけれども、さてPHPからどうやって使えばいいのだろうと、特に認…
1.Co.Ca. アメリカのプログレメタルエモなバンド、Coheed and Cambria の4作目が2007年10月23日にリリースが計画されている。ずっと続き物なのだけれども、今作は、前作に続いて、Good Apollo, I’m Burning Star IV, のVolume Two という扱いで、 No World f…
1.もうすぐ終わります ペドロ・アルモドバル監督の作品ボルベール。もうすぐ終わってしまいそうな勢いですが、見に行ってみた。 2.いろいろな人生 いろいろな背景を背負いながら、生きていく女性達を描いた作品で、ちょっとうまく表現出来ないけれど、じんわ…
1.BankART 横浜の元銀行など、既存の建物を利用した美術施設プロジェクトの1つBnakART。そのBnakARTにて、ボルタンスキーの選定したアーティストの作品による美術展が開催中。タイトルは、日仏現代美術交流展 La CHAINE。 BnakARTは現在は、2館体制で、いず…
1.横浜 横浜は、ここ数年美術関連にはかなり力を入れている事もあって、アート施設なり、アートイベントなりが結構充実した街になりつつある。そんな横浜美術の中核施設の1つが、横浜美術館。思うほど開発が進んでいないみなとみらい地区の広々感が逆に功を…
1.快調に ここ数年、快調に活動しているロシアのキーボード主体プログレバンド、Little Tragedies 2007年新作、Chinese Songs がリリースされた。 2.中国 文学的傾向の強い彼らは、今までは、ロシアの詩人の詩をベースにしていたのだけれども、今回は、中国…
1.れあブ れあブとして公開しているはてなブックマークのれあなところをつなげてみるサイトについて、その機能を拡張して、れあマッチはてブとれあブRSSを公開しました。 2.れあマッチはてブ れあマッチはてブは、れあブをベースにレアなブックマークを共有…
1.話題の YouTube での画像などで、既にかなり話題なギタリスト Erik Mongrain の Fates を聴いてみた。 2.超絶アコギ なんと言っても、その音の幅の広さが独特で、こんな音がギターで出るのだという感じ。いわゆる早弾きな感じの超絶技巧ではなくて、本当に…
1.れあブ れあはてブビューアー”れあブ”のリニューアルに伴うインターフェイス改善に、Yahoo UI Library(以下YUI)のTree View を使用したというのは、先日に書いたけれど、実際にどのようにしたかというのをまとめてみる、可能な限り。 2.れあブの仕組み ま…
1.4枚目 私は、このバンドは、2007年にリリースされたこのアルバム"Cortical Tectonics" が初めてなのだが、既にデビューミニアルバムを含めると3枚のリリースがされてお手、4枚目にこの作品は当たる。2003年がデビューミニアルバムリリース。 2.驚愕のメタ…
1.第三章 2007年4月の来日公演(こちらの記事参照)にて、ワールドプレミアとして公開された、New Trolls のCocerto Grosso 第三章が、CDとしてリリースされた。 2.ちなみに New Trolls とは、プログレ第一世代のころに、イタリアから登場したプログレバンド…
1.れあブ dLINKbRING.Labo.れあブとして公開している、はてなブックマークのれあエントリを元にしたユーザー関連性検索サイトのユーザーインターフェイスを大幅に変更いたしました。で、改良結果はこんな感じです。 2.目的 改良の目的は、もともと公開してい…
1.敗者三部作 アキ・カウリスマキ監督最新作品、「街のあかり」。敗者三部作の3作品目。 2.みじめ 文字通り、敗者な内容の映画なのだけれども、前の2作に比べて、さらに敗者度が上がっているというか、3部作で作品を経るごとに、敗者度が増している感じもす…
1.東京オペラシティ 何となく、夏休みはアートだ的なスローガンで、オペラシティごとアートですという宣伝をしている一角で、開催中なのが、メルティングポイントという展示で2007年10月14日まで。 2.空間インスタレーション ジム・ランビー、渋谷清道、エル…
1.2枚目 Coheed and Cambria のDVDとしては、2作品目となる作品が、この ”Last Supper”。Good Apollo I'm Burning Star IV からの作品を中心に、それまでリリースされた3枚の作品からの演奏。1つ前のDVD作品 Live at Starland Ballroom に比べて、格段に会場…
1.現代プログレ 現在のプログレシーンを代表する存在、スェーデンの Flower Kings のベスト盤、The Road Back Home がリリースされた。過去も一度、ベスト盤がリリースされている。 2.よりわかりやすい 2枚組で、過去のキャリアからまんべんなく選曲されてい…
1.キングクリムゾンの さて、一週間ほどにわたり、一日二公演をこなしている、King Crimson のAdrain Belew の来日公演。2007/7/21 の2回目公演に行く。一部では、2回公演に疲労気味だったり平日の客の少なさに気合いが少し抜け気味という噂もあったのだけれ…