ボルタンスキー プレゼンツ日仏現代美術交流展 : BankART
1.BankART
横浜の元銀行など、既存の建物を利用した美術施設プロジェクトの1つBnakART。そのBnakARTにて、ボルタンスキーの選定したアーティストの作品による美術展が開催中。タイトルは、日仏現代美術交流展 La CHAINE。
BnakARTは現在は、2館体制で、いずれもみなとみらい線の馬車道駅周りにある。
2.BankART 1929
銀行の近代建築を利用しているのが、BankART 1929でこちらは、ボルタンスキー自身の作品と、松本春崇の作品の展示。ボルタンスキーの作品はいずれも、時間を感じさせる作品で、時間の変化が客観的に提示されるという印象。明確な主張を示す訳ではないけれど、じっくりとした主張を感じる物。松本春崇は、もともと画面を丁度4象限に分けて、各象限にオブジェクトを配置する作品を良く作っていて、例えば、亀なんかをそれぞれの象限に1つずつ配置するだとか、そんな感じ。で、その進化形になるのかもしれないのだけれど、画面を”田”の時に区切って、明確に4象限を露わにする作品がいくつか今回の展示では提示されていた。やはり、この4象限ってのは、バリエーションであり、変遷を感じさせる作品だと思う。
3.BankART Studio NYK
BankART Studio NYK は倉庫を利用しているので、よりアンダーグラウンドな味わいが強い。こちらは、映像作品を中心に展示。こちらの方が、より不気味さとか強烈さを感じさせる作品がおおくて、展示場所の雰囲気と相まってかなり不思議な空間。映像作品が多いので、ゆっくり時間をかけて鑑賞したいところだけれど、結構集中力が持たないので、これだと思った物を集中的に鑑賞する方がいいかもしれない。
関連リンク：
Tate Magazine Issue 2: Christian Boltanski
BankART1929
dLINKbRING.Art.BankART Studio NYK
dLINKbRING.Art.BankART1929Yokohama
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