ユニバーサルプレイヤー Oppo-93 を輸入して導入してみた

Blue-Ray

我が家のオーディオビジュアル環境は、もともとCD再生を充実させることを重視したシステムなので、2ch ピュアオーディオ再生偏重型のシステムになっている。
そんなことで、若干貧相な我が家のビジュアル環境だけれども、AVアンプとかサラウンドスピーカーを追加して、少しずつ整えているところ。ただ、Blue-Rayプレイヤーだけが未だ導入されぬまま放置してある状態でした。

Oppo

まぁ、放置していたのも理由があって、機能的に満足出来るBlue-Rayプレイヤーが見当たらなかったというところ。というのも、ビジュアル系のプレイヤーを多数導入するのではなくて、Blue-Rayのみならず、DVD-Audio、DVD-Video、SACDなどなんでも再生出来るユニバーサルプレイヤーで、そこそこの性能と値段のものが私が欲しくてならないプレイヤー。だが、これに見合うモノがなぜか見当たらない。
とはいうものの、実は、海外に目を向けると、Oppo というメーカーが出しているものが、この私の要望にまさにぴったりとした製品を出していることに気づいたのは、もうかれこれ1年ほど前だろうか。

そして

で、これ欲しいなとおもいつつ、そのうちにどこかが日本販売しないかなと淡い期待を持ちながらだったのだけれども、どうもその願いかなわぬまま。唯一このプレイヤーを Nuforce というメーカーがカスタマイズした製品だけがわずかに日本に入ってきたが、これは、少々値が張るものであった。

個人輸入

そんななか、その Oppo が新製品を出してきていて、Oppo-93 というモノが発売された。この製品、上記のユニバーサルプレイヤー機能に加えて、DLNA や、USB接続ストレージ内の音再生にも対応している。これは、近頃PCオーディオ化を進めている私にとっては願ったりかなったりの製品になっていたと。ということで、いてもたてもいられず、この製品を個人輸入することにした。ちなみに、この製品も NuForce がカスタマイズしたモデルは、日本発売が決定している。この製品は、Oppo-93 の主にアナログ回路を改善しているとのことで、基本デジタル接続を考えている私としては、ここまでの機能は不要かと思って個人輸入にした。ただ、Oppo-93 Nuforce Edition の日本販売の価格設定が、10万円弱という思わぬ安さだったので、個人輸入で結果的に約6.5万円かかったことを考えると、このNuForce エディションでも良かったかもとも思っている。

リージョンコード

とはいえ、DVDプレイヤーや、Blue-Ray プレイヤーの場合、リージョンコードの壁があるのでただ買えばいいってものでもない。まぁ、私は普段輸入物の音楽系DVDを観る場合がほとんどなので、あまり実害はないのだけれども、一応日本のコードに対応しているほうがいい。ということで、eBay ではリージョンコードをいじっているモノが売っていて、まぁ、eBay で直接購入するのも大変なので、SEKAIMON から購入することにしてみた。で、これ最初はハードルが高いと思っていたのだけれども、意外にも容易で、何事の問題もなく入手することが出来た。SEKAIMON から購入すれば、本当になにもすることなしで、少々時間がかかったけれども、二週間くらいで入手できた。トラブったりすると面倒かもだけれども、今回はトラブルなしだったので問題なし。

導入

ちゅうことで、無事届いたので、導入。で、これもまぁ、そりゃ、ただのユニバーサルプレイヤーなので、何の問題も無し。出力関連をどのようにするのかってあたりを自分の好みに設定すれば以上で、この辺も通常のプレイヤーと同じ。
あとは、ファームウェアアップデートや、ネットワークオーディオ用にLANの設定があって、有線でもできるし、無線用ドングルで無線LANにも接続できるので、こあたりを設定すれば、何かと便利。
ということでとりあえず手元にあったDVDソフトなどは無事に再生出来ました。ちなみに、このプレイヤーは、デュアルHDMI機能をもっていて、音声信号と映像信号を二本のケーブルでそれぞれ伝達出来るので、音質画質のさらなる向上を図ることも出来る。それから、電源ケーブルは元々ついているのはかなり貧相に見えるそれ。着脱可能なモノなので、取り替えて使うのが前提なのだろう。このあたりも今後試してみたい。

ネットワークオーディオ

で、もう一つの特徴は、ネットワークオーディオ。これも試してみた。PC側の foobar に DLNA を使えるようにするコンポーネントを追加しておいて、Oppo から探すと、容易に接続可能。ただ、最初は、無線で接続していたのだけれども、これだと伝送速度の関係からか、ぶつぶつと途切れてしまったので、有線LANに切り替えると、無事再生出来る。デジタル出力を持っているので、D/Aコンバータにつなげば、PCからUSB接続とはまた違う音質で再生可能になる。

USB接続

さらには、USBストレージの音再生。記憶メディアに音楽や映像、画像ファイルを入れておけば、再生も出来る。なので、USB-HDDにPC内の音を入れてしまえば、この Oppo-93 で直接再生も可能になることになる。この辺は、まだ試せていないのだけれどもすぐにでも試してみたいと思う。USB-HDDも安価なっていることだし。ただ、操作系がリモコンなので、使い勝手上実用的かどうかこのあたりは不安要素。ただ、PCを起動することなくリッピング音源を再生出来る可能性は、非常に魅力的である。

満足

ということで、これ満足です。音もいいし、デザインもいい。さらには、DVDプレイヤー系のものは、起動が遅いものが多いのだけれども、起動が非常に速くてこのあたりもとても使いやすい。そして、見事にツボを押さえた多機能性。これを待ってましたというところ。なんで、こんなプレイヤーを日本のメーカーは作れないのだろうかとつくづく思う。と思ったら、Marantz からもうすぐ近しコンセプトの UD7006 が発売になる。ただ、これも、Marantz USA にて先に発売されていたモノだけど。
これ、米国ではさらに、Netflix というオンライン映像配信にも対応している。
ということで、Oppo BDP-93 は、至れり尽くせりなとても満足度の高いプレイヤーです。