なんだ、意外といいじゃん Nick Mason’s Saucerful Of Secrets

Nick Mason’s Saucerful Of Secrets

最近は、ソロ活動でお盛んな、Pink Floydの面々ですが、メインは Roger Waters と David Gilmore との印象でしたが、
ここにきて、Nick Mason もソロ活動を開始、Nick Mason’s Saucerful Of Secrets と名付けられたバンド名でのライブをスタートしています。
そんな彼らのライブが、映像作品 Live At The Roundhouse としてリリースされたので、視聴してみました。

初期

前者2名とアプローチが異なるのは、彼らは、中期・後期およびソロ活動と交えた作品を演奏しているのに対して、
このバンドは、Syd Barett がいた時代も含む初期作品を演奏するというところ。
正直言って、あの味わいを出すってのは、難しい気がするのと、3番煎じ感があって、実はあまり期待していませんでした。

意外にも

ところが、意外にもこれがいいんです。
初期のサイケ色の強いサウンドで、若気の至りな感じもあるやんちゃな曲をいいおじいちゃまたちが演奏するギャップはどうなのかと
思っっていたのですが、これが、結構ハマっています。
初期のダルで、だけどポップな感じと、ちょっとずらしたリズム感のところがしっかりと演奏されていて、
でも、はしゃいだ感じが、逆にベテランが出しているので却って、楽しそうに演奏しているさまがいい感じ。

アレンジ

原子心母も、かなり短縮バージョンになっていますが、アコースティックな If と挟んだ構成は、
心地よい夢遊空間を作り出しています。
加えて、ポップな名曲、Arnold Layne や Bike は心地よくてたまらない。

ライブ

この Covid19 でライブに行くのが困難な時代になりましたが、再び可能になったときには、
ぜひ見に行きたいバンドの一つだと言うことが認識できる映像作品です。


Nick Mason's Saucerful Of Secrets - Live At The Roundhouse (Trailer)