ELPの復活した姿 @ HighVoltageFes.



ELP

70年代プログレを代表するバンド、Emerson,Lake and Palmer。バンドとしての活動は、ほぼ行われていない。とは、バンドメンバーはまだまだ音楽活動を続けており、それぞれにそれぞれの活動を行っている。
そんな、ELPが、2010年に開催された High Voltage Festival で一夜限りの復活ライブを行った。
すでにライブ音源はリリースされていたのだけれども、今回、映像作品として、BDとDVDがリリースされたので、私は、Blue-Ray のほうを入手してみた。





姿

いつもの定位置にメンバー三人が陣取る。まずは、見た目で言うと、Greg Lake の丸さにちょいとびっくりして、Keith Emerson もその姿にさすがに精悍さが失われつつあるかなと、一方で、Carl Palmer は結構はつらつとした雰囲気が漂っている。
と、そんな寄る年波にそれなりの変化を遂げているバンドメンバーであるのですが、早速演奏が始まります。


曲目

曲の見所は、Pictures at an ExhibitionからRondoまでのエンディング。代表曲の Tarkus も演奏して、あとは、Karn Evil 9 は抜粋。そのほかでは、比較的初期のアルバムの曲から数曲展開しながら、意外にも、Touch and Go とか、Farewell to arms といった曲までも展開。


好不調

その巨漢ぶりにちょっとびっくりしたものの、声の方は絶好調な Greg Lake。はしりっぷりも見た目同様に元気な Karl Palmer。そして、なんとなく元気が減退気味にも感じられる Keith Emerson は演奏の方も、若干引っかかり気味。だけれども、特に Tarkus での演奏はやっぱりかっこいい。


必殺パフォーマンス

そして、ライブも佳境に入ってくるといつものあれらのパフォーマンスが順番に登場してきます。
リボンコントローラーは、さらに火花が飛び散る仕様にパワーアップされて、相変わらず尻にこすり当てて音を出してるし、Carl Palmer の必殺ドラムソロは、予定通り、ツーバスをドコドコしながら、Tシャツを脱ぐと銅鑼をたたきならすわけですが、こちらもパワーアップで、その間ドラムキットが水平に一回転するという仕様。それが終わると、今度は、オルガンを抱えた Emerson が登場して、得意の逆弾きからナイフ突き差しでオルガンを持ち上げては落として、最後は横向きに立てて立ち去っていくと。もちろん、途中で大砲も打ち鳴らされます。


Rondo

そんな荒技を繰り広げながら、Rondo が展開されていって、そして、盛大に花火が打ち上げられるとライブ終了というわけです。
きっと、もっと定期的にライブしていれば、さらに細かいところが決まりまくって凄いんだろうけれども、ところどころ乱れ気味なのは、一夜限り復活であるが故にしょうがないところか。


とはいえ

とはいえ、お年寄りになってもかっこいいですね。是非とも来日してほしいなーなんてことも思ってはいます。まぁ、ファンならとりあえず見るでしょうってところ。あとは、ELP入門編としても悪くないかもしれない。


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