感動を我が家でも AREA のライブCD
AREA
伝説的なボーカリスト Demetrio Stratos を擁したイタリアのロックバンド AREA。その壮絶な演奏力で、ジャズをもロックをも飲み込んだサウンドを構築し、唯一無二の Demetrio Stratos によるボーカルワークによる他を寄せ付けぬレベルにまで到達したバンド。そんな AREA も全盛期以降は、徐々に活動を少なくし、活動停止状態でしたが、近年活動を再開し、先日は来日公演ですばらしすぎる演奏を魅せてくれました。
ライブ CD
そのときの感動が、なかなか忘れがたく、買わないでいた彼らのライブCD「ライヴ2012 」を結局のところ買ってしまいまして、今回はそのレビュー。この作品は、2枚組で、1枚目がバンド演奏で過去の曲を納めていて、2枚目は、新しい楽曲で、トリオやデュオ、ソロなども含めたバンド演奏とは少しテイストの違う作品。
1枚目
彼らのベスト選曲とも言える内容。相変わらずの馬鹿テクぶりで、複雑な楽曲にかけらもふらつくことなくびしばし決まっていく様は、ライブで生で体験出来たそれそのもの。これ聴きながら、目に焼き付いている演奏の光景を思い出してみると、再びあのライブを楽しみ直せるようなそんな感覚。ちなみに、このライブ音源では、1曲で、Maria Pia De Vito という女性ボーカリストがボーカルをとっている。2枚目
2枚目が、新しい楽曲。ライブにおいても、いきなり、Paolo Tofani が一人登場して、お坊さんのように座ると、ギターハープとiPadなどのデジタルテクノロジーを駆使したソロワークを展開して、いきなり度肝を抜かれたのだけれども、その内容と同じような楽曲から始まる。ここで、彼らが、単に過去の楽曲をやるために再結成したのではなくて、新たな方向性へと進んでいる姿を味わえる。さらに、曲によっては、かなりジャズ色の強い演奏を展開するなどもしている。彼らが、デジタルテクノロジーと彼ら自身の持つテクニックを併せ持って、さらなる新しい領域へと突き進んでいることが、この2枚目で確認できる。
いいライブアルバム
単に、ライブを納めただけと言えばそうなんだけれども、彼らのテクニックが録音を経由しても新鮮に伝わってきて、さらに、1枚目と2枚目で異なる彼らの魅力を堪能することがでいるという非常にいいライブアルバム。彼らのファンのみ成らず、ちょっと彼らのことが気になっている人にとっては、入門編としてもいいアルバムだと思う。
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