プログレハードの代表格 Arena の新作もヘヴィーに感情深く
Arena
現代プログレの代表格的なバンドで、ハードロックの要素が強いプログレということから、プログレハードとも呼ばれる領域の先駆者的なバンド Arena。最早ベテランと呼べる活動歴であるけれども、2015年新作がリリースされたので、聴いてみた。タイトルは、The Unquiet Sky。バンド
メンバーは、Clive Nolan を中心にドラムに Mick Pointer、ギターにはいいろいろなところで活躍する John Mitchell、そして、ボーカルは前作からメンバーとなっている Paul Manzi。加えて、ベースが新たなメンバーで Kylan Amos。というところなので、メンツ的には大きな変化はないといえる。ハード路線
彼らの特徴である物語性の強いコンセプトアルバムをハードロックなテイストとシアトリカルな演出で表現するスタイルは、当然このアルバムでも維持されている。濃淡のコントラストをうまく表現しながら、たたみかける展開ではストレートなハードロックサウンドで迫力あるノリを作り出しつつ、バラードではボーカルの濃い表現力による感情を深く煽る。
このあたりは、さすがの表現力で、アルバムにずっしりと引き込まれるとともに、感情の深いところから、サウンドに没頭させてくれる。
健在
印象としては、新たなスタイルの提示であるとか、驚きのあるアルバムではなく、彼らの実力を再度確認させてくれる完成度の高いアルバムといえる。いわば、Arena もなお、健在であるということを再認識させてくれるようなそんなアルバム。プログレハードをよく聞きこんだというファンにも納得できるアルバムといえる。
関連リンク:
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