Sylvan の新作も美しい物語です
Sylvan
ドイツのプログレバンド、Sylvan の新作 Sceneries がリリースされたので、聴いてみた。この作品は二枚組のコンセプトアルバム。全体が5章に分けられた作品で、それぞれ15分〜20分程度の組曲になっている。
美しさ
Sylvan のサウンドは、今までの作品においても、儚い美しさとハードロックなサウンドが共存したサウンドで、プログレハードの構築美を描くバンドの一つ。その美しさをこの作品でも見事に描き出している。雰囲気としては、むしろダークな雰囲気は薄まって、美しいバラッドの要素が増えているという印象。より美しくなっている。
コンセプト
全体の物語は、単純な失恋な話しのようにも感じるし、もっと深い人生のデパーチャーを描いているようにも感じる。いずれにせよ、喪失による自己の自信の喪失や一方でそこからの恢復などが、美しいサウンドと共に描かれていると感じる。
憂い
全体的に漂う憂いがとにかく美しくて感動的。メロディーがいいので、とても聴きやすい一方で、ストーリーを語る展開に抑揚があるので、聴き応えもある。プログレハードな名作の一つといえる作品だと思います。
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