北欧の雄 Anekdoten 新作はねじりの効いた傑作
Anekdoten
北欧を代表する暗鬱系プログレバンド Anekdoten。結構久しぶりだねって気がしたら、8年ぶりの新作になるのかな、Until All The Ghosts Are Gone がリリースされたので聴いてみた。捩じりのきいた
冒頭から、いきなり捩じりのきいたギター音が、うねりまくる展開に、引き込まれないではいられないそれ。そして、レトロ感も感じさせるようなダークなサウンドがゆっくりとのた打ち回るように展開して、そして、ボーカルパートになると、そこに柔らかさも加わってくる。さらに捩じる
そこから、さらにどんどんと捩じっていく。ギターとキーボードのソロが今まで以上に力強さを持って捩じりまくっていて、メロトロンにより作り上げられるベールのような音の膜に、オルガンやギターがどんどんと切り込んでいく。Anekdoten というと、その味わいと変則性に魅力があって、テクニカルな側面が前面にでてくるという印象はなかったのだけれども、この作品では、そういったソロ的な要素が生み出すテクニカルさもまた魅力になっている。
ボーカル
そして、少し前述したけれども、ボーカルパートにおけるその独特の柔らかい味わい。これがまた、いい。演奏の濃さがあるので、そのアンサンブルとのコントラストで、ボーカルパートの持つ柔らかさが今まで以上に際立っている。最高傑作
過去から、印象深い作品を残し続けている Anekdoten だけれども、ここにきてさらに進化して、最高傑作といってもいいようなこの新作をたたき出したという印象。北欧暗鬱系ロックが好きな人にはたまらない一枚である。
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