Dave Kerzner は壮大な現代シンフォプログレの傑作
Dave Kerzner
長らく話題になっていて、入手はしていたものの、しっかりと聞き込めていなかった、Dave Kerzner の作品 New World をようやく聴くことができた。この作品は、2枚組デラックスエディションと1枚ものがあるけれども、私が入手したのは、デラックスエディション。かなりのゲストメンバーが参加していて、そのメンツもそうそうたるもの。
New World
全体を壮大なコンセプトが覆っているという印象。サウンドも全体にスケールが大きく、物語を語るというよりは映像を描ききるという印象のするサウンドのつくりから、演劇的というよりは映画的な作品。サウンド的には、Neal Morse 系のシンフォニックロックだけれども、あそこまで柔らかで楽しいポップさではなくて、それよりも、少し大人な落ち着いたシンフォニックロック。
穏やかな世界
その意味では、全体を穏やかさが覆っているという印象。また、ギターの音色の使い方や、先述の全体の音像のつくり方から、最終晩期の Pink Floyd 的な雰囲気も強いし、Camel 的でもある。切々と表現される世界が静かに広がっていくという感じ。現代シンフォの傑作
現代シンフォの傑作といっていい出来だと思う。バラッドにおける感情の深みもあるし、全体構成もしっかりと物語を描ききっている。現代シンフォのスタイルの中では、意外となかったタイプかもしれない。混沌やとんがり系サウンドではなく、落ち着いた感情深い作品なので、現代シンフォファンはぜひとも聴いておくべき作品だと思う。
関連リンク:
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