ヴィンテージロックの味わい Bigelf は Portnoy とともに
Bigelf
プログレの枠で語られることの多いアメリカのバンド Bigelf。ただ、いわゆるプログレ色はそれほど濃くなくて、テクニカルに攻めるわけでもシンフォニックに攻めるわけでもなく、むしろヴィンテージなにおいがぷんぷんとするスタイルを貫くバンド。その新作 Into the Maelstrom がリリースされてしばらく立っていますが、ようやく聴けました。Portnoy
少しのインターバルをおいての今作のリリースは、ドラムに Mike Portnoy を迎えてのアルバム。ちなみに、ライブでは、別の人がドラムを叩いているみたい。で、まずは、その Portnoy なドラミングだけれども、Bigelf の作り出すヴィンテージな世界感の味が強いせいか、portnoy の味わいも、その中に溶け込んでしまっている。これは、悪い意味ではなくて、手数の多い Portnoy のドラミングは、時に際立ちすぎて世界感の味わいを薄くする可能性もあるのだと思うのだけれども、この作品では、しっかりとその世界の中に嵌っていて、しかし、意識をもって聴くとその手数の多いドラミングを改めて味わうことが出来るといういい具合の混ざり具合。
アルバム
で、アルバムより先に、個人のプレイに言及してしまったけれども、アルバムの方の出来。しっかりと彼らの世界感が作り出されていて、ヴィンテージなロックの味わい深さがダサかっこよく表現されている。また、時に疾走感のある小気味いいパートがあったり、コーラスワークにリリカルさを感じさせてくれたりと、ぴりっとする味付けもしっかりとのっていて、聴いていた楽しくなる。
良きロック
その意味では、なんというのか、良きロックの味を存分に楽しませてくれるアルバムを今回もまた見事に作り上げてきているといえる。関連リンク:
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