イタリアから、新たなプログレメタラー Ora Nombro



Between Man and Machine

イタリアというと、古くからプログレ系バンドを多く輩出しているとともに、プログレメタルの領域でも、いいバンドがいくつか存在する国であるけれども、そんなイタリアから新たなプログレメタラーが登場した。そのバンド名は、Ora Nombro で、デビュー作は、Between Man and Machine。


4人組

メンバーとしてクレジットされているのは、4人。なぜか、ドラム担当者が書いてなくて、どうなっているのか不明。
そんなバンドの紡ぎ出す音楽がこれが、また結構驚きで、イタリアというと、ちょっと大仰な感じの構築美で、むしろ垢抜けないメロディーがその土着感として味わい深い側面があるというバンドが多いのだけれども、しかし、このバンドの音は少し違う。


プログレ産業ロック!?

早速アルバムの方ですが、最初にの3曲が組曲形式っぽくて、そのほかに4曲+ボーナストラック1曲。
最初に感じるのは、王道プログレメタルの音で、Dream Theater の影響を感じさせながらも、それほどヘヴィーには展開せずに、Flower Kings のようなきらびやかな美しいメロディーを奏でる。
特に印象的なのは、何曲か含まれている美しいメロディーの楽曲。もはや、メロディアスなメタルというレベルではない美しすぎるメロディ−。イメージでいうと、産業ロックといわれたバンドのバラッド曲のイメージ。Journey とかそんなところまで思い起こさせるような、エモーショナルな楽曲が含まれる。たとえば、3曲目の Emotional Bug 組曲 Outro - New life だとか、あとは、6曲目の Beyond the Wall。


これはどうなのか

この美しすぎる楽曲をどう感じるかが、このバンドを好きになるかどうかお分かれ目だと思う。まぁ、Dream Theater にもアルバムないに必ず1曲は美しいバラッドを入れていて、結構そういった曲が人気あったりするので、このバンドのこのアルバム構成を楽しめる人は結構いるかもしれない。
で、当然、上記の楽曲では、ギターソロも弾きまくるわけではなくて、如何にもなわかりやすい煽りを弾くのみです。


一方で

なのだけれども、それ以外の曲では、かなりタイトなアンサンブルを見せてくる。なので、決してやわなメロディアサウンドを聴きやすく聴かせるだけのバンドではない。ただ、アンサンブルにおいても、ヘヴィーさやダークさえはなくて、明るい彩りある音を展開している。


好きです

私も、最初は、あれっ、って思ったのですが、結構聴いていると徐々に楽しめるようになってきています。
なお、国内で売ってる場所は、Garden Shed とか、World Disque とかかな。

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