Summer Sonic 2010 に行ってきました



サマソニ

私の音楽趣味が、マイナー路線であることもあって、フェスには、全く参戦したことはなかったのですが、何故か、今年のサマソニは、私の好きなバンドが揃っていたということで、初参戦してみることにした。





目的

参戦したのは、2010年8月8日東京。目的のバンドは、Bigelf、Coheed and Cambria、jonsi、Dream Theater。これだけのバンドを楽しめれば、まぁ、大金払う価値はあるかなと。


到着

最初の目的バンドの Bigelf に対しては、少し余裕を持って、到着。折角なので、サマソニ全体の雰囲気も味わおうかとも思って。フードコートにいろいろと出店が出ていて、中には、佐世保バーガーとか、ジャンクガレッジなんかもあった。そんななか、とりあえず、イタリアン焼きそばなるものを食べてみたが、まぁ、特にこれと行った感想は無し。
で、そのあたりをぶらぶらしていたら、sideshowに出演のキュートンのメンツを発見。音楽目的の人ばかりだからなのか、ほとんど気づかれていなかった。その後くまだまさしは何度か出くわした。


それはさておき

で、まぁ、ぶらぶらして、物販で、Coheed and Cambria の Tシャツ買って、Bigelf も欲しかったけど、サイズがデカイのしかなくて、断念で、それでも、まだ少し Bigelf まで時間があったので、NHK FMプログレ三昧放送中なので、何年ぶりかに作動させてみた携帯ラジオで、プログレ三昧を聴きながら時間つぶし。サマソニでなにやってんだって感じですが。。。
ちなみに、ペットボトルのジュースが250円は高すぎです。


Bigelf

そして、Bigelf の時間がやってきたので、マウンテンステージへ突撃。前方までいくけれども、やっぱりさすがにそれほどは観客は詰まってはいない。で、そこにいる人々のバンドTシャツも、Dream Theater などなどそれ系のものというところ。
ステージのど真ん中にビンテージな感のあるオルガンなどなどのキーボードが並行にセットされて、しばらくすると、Damon Fox が山高帽を被って登場して、他のメンバーも登場。その姿形だけでも、ビンテージ感満点。
で、そっからライブスタート。キーボードに挟まれて演奏しながら歌う Damon Fox がやはり注目の中心。ちょっと粘着質な感じのある歌い方で、ビンテージキーボードな音も相まって、初期Genesis がヘヴィーになったという印象もあり。これが、思った以上にいい演奏。それほど複雑ではないながらも変拍子なんかも絡めながら、ちょっとおどけたMCも挟みながらなライブ。ビンテージキーボードのうにょうにょ感満点の音が心地よくて、しかも、他のメンツの演奏も悪くない。Damon キーボードのせいで、ドラムがあんまり見えなかったのが残念だったけど。
というところで、早速いいライブを堪能した約40分。次は単独来日を期待したいところだけど。。。


鍵盤狂想曲 第1幕:ビッグエルフ
発売元 : HYDRANT MUSIC
発売日 : 2010-04-14 (1CD)
売上ランク : 10656 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 2,700 在庫あり。
評価平均 : /1人
アメリカヴィンテージプログレの4作目
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Coheed and Cambria

で、Bigelf 終了後、そのまま、さらに前方へ進出して、Coheed 待ち。
個人的には、本日の最大の目的のバンド。米国をはじめとして海外では大人気なバンドなのだけれども、日本ではそれほどではないために、こんな間近で鑑賞出来るというこの幸運。
メンバー登場。最初っからメンバーテンション高めで一気に雰囲気を作ろうというところだけれども、最初のほうは若干空回り気味な気もした。Coheed は、アルバムはかなり構築美なのだけれども、ライブは結構破壊的な勢い。今回は、キーボードも女性コーラスも連れてきていないので、なおさら構築美というよりもノリを重視した演奏。しかし、徐々に熟れてきて、必殺のヘヴィーで破壊的な演奏と甘美なメロディーとボーカルが交錯する展開で観客を暖めていくと、そこから、Suffering から、A Favor House Atlantic で、これ、最高潮へってところ。なのだけれども、このあたりも、見ている側の人によってテンションの上がり方にずれがあるというのが、これ、やっぱりまだまだ浸透していないというところか。ちなみに、私の少し前にはデカイ外国人がスゴイ勢いでノッっていて、まぁ、いいんだけど、デカイから、邪魔で Claudio がなかなか見えないのが残念だった。
その Claudio は、しかし、かなり走り回ったりして演奏した末に、歯演奏から、後頭部演奏まで展開してくれました。あと、ドラムがうまい。うますぎてスカッときまりすぎて余韻がなさすぎな気も若干したのだけれども。曲は、新作中心の選曲かと思いきや、ベスト的な選曲。なので、コンセプトを演奏しきるというライブではないので、さらにハイテンション重視の演奏でこれはこれで良かった。
で、暑いライブは終了。Claudio がやたら、We're Coheed and Cambria from New York っていってたのが印象的。


Year of the Black Rainbow
発売元 : Sony
発売日 : 2010-04-13 (1CD)
売上ランク : 6151 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 1,114 在庫あり。
評価平均 : /3人
プログレメタリックな傑作
前作とは雰囲気が
5thアルバム、でもエピソード1
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休憩

で、はしゃぎすぎたので、ちょっとクールダウン。再びラジオでプログレ三昧を聴きながら、折角なので、マリンスタジアムへ向かってみる。道路向こうすぐにマリンスタジアムが見えるのだけれども、実際はかなり回り道をしないとたどり着かない。外の暑さがなんともなのだけれども、まぁ、いいか。延々と歩いて漸く到着。なぜか、ドロリッチ無料配布をやっていたので、折角なので、貰う。マリンスタジアムSUM41が演奏中。外野席に座って休憩がてら聴いてみる。なんとなく、ノリノリなのはグラウンドにいる人々で、スタンドにいる人々はそれほどでも無い感じもあり。この微妙な緩さがでもフェスのいいところかも。マウンテンステージも、後ろの方では寝てる人とか転がってなんと無く聴いているひととかいっぱいいたし。


HOLE

で、そんなこんなから戻ってきて、HOLEの出番。その存在すら知らなかった人なので、こんな機会でないと聴けないので聴いてみる。さすがにこのあたりになると結構観客も埋まってきている。ちょいヒステリックさを潜ませた歌唱のオーソドックスなロックかな。


JONSI

で、ここからがステージ移動が忙しいお時間。基本マウンテンステージで鑑賞なのだけど、jonsi がソニックステージで、しかもセットチェンジ時間がずれているのでややこしい。とりあえず、SLASH を少しだけ鑑賞して、MYLES KENNEDY のボーカルのすばらしさに感動しつつ、途中退散で、ソニックステージに移動。JONSI 登場。マウンテンステージはモニター付きだったけども、ソニックステージはモニターなし。Sigur Ros 同様、オルガンとか、マリンバとかの並ぶ普通のロックバンドとは少し違うステージセット。で、ヨン様登場。先ほどまでの大騒ぎなロックとは全く異なる静謐な時間の始まり。ステージ後ろのスクリーンには森林が映し出されて、自然な雰囲気満点の印象的なアニメーションが映し出され始める。ソロ作、GO からの選曲でのライブ。jonsi の声の調子はかなり良くて、独特のハイトーンボイスが浸透していく。独特のリズムによって作られるノリは、これまた質の違う高揚感を作る。アイスランド雄大な自然とその現実という感じの静謐さとわずかに激しさか混じる世界で、じっくりとその世界に浸っていたかったのだけれども、Dream Theater が始まってしまうので、これまた途中退散。単独で来るという話もあるので、そっちでじっくりと楽しむかなと。


Go
発売元 : Xl Recordings
発売日 : 2010-04-06 (1CD)
売上ランク : 955 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 1,904 在庫あり。
評価平均 : /5人
幸せな音楽。
天を仰ぐと
狂気の風景。
出発
思いっきり弾けてます。
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Dream Theater

マウンテンステージのトリは、Dream Theater。なんか、違和感満点なんだけれども、それはまぁ、いいとしとして、急いで移動して、するすると、前方へ進出。ステージには、布に覆われた巨大な何かが既に鎮座していて、それは、勿論、Mike Portnoy のドラムセットです。Terry Bozzio に対抗したいのか、ますます巨大化してます。
消灯と共に、クラシカルなサウンドが流されると、スタートです。Dream Theater で、1時間強のステージって、なんだかなーと思いつつ。選曲は、新作の、Black Clouds & Silver Linings がほとんど。まぁ、今回のライブは、Black Clouds & Silver Linings をフォローする14ヶ月のライブツアーのファイナルにも当たるらしいので、って、ツアーファイナルがフェスでいいのかという突っ込みは誰もが思っていることだろうと思うのだが。
個人的には、前日に、Black Clouds & Silver Linings を聴き直してみたところ、結構いいアルバムじゃないと感じていたので、満足でしたが。で、Labrie の声も、超静かなパートが若干いまいちなのをのぞけば、まぁ、良かったし。wither って改めて聴くと結構いいバラッドだし。The Count of Tuscany をはじめとして、もう嫌がらせかってくらいの変則な拍子でどうやっても拍子とれないし。でも、良かった。テクノロジー好きの Rudes は、iPad プレイまでやってのけるし、あと、Rudes の Dream Theater ロゴ譜面台が結構かっこいいなって思ったり。
で、短い本編終了で、アンコールは、お馴染み Pull Me Under から。おきまりすぎるので、超盛り上がります。そっから、DTメドレーへなだれ込む。ここでの見物はやっぱり、Rudes と Petrucci のソロ。Rudes が特性特大ショルダーキーボードをもって、前方に出てくると、 Petrucci との、時にちょっとお茶目なアクションも含めたバトルが始まるわけで、まぁ、バカテクすぎてもう、どうにでもしてという感じ。巨大ドラムセットで叩きすぎの Portnoy も含めたこのやりすぎ3人組の横で、常に地味ながら堅実な、John Myung ですが、これが人だかりの隙間からもなかなかその存在が確認出来ませんでしたが、彼がいてこそなのだとは思う。そう、結構ステージ見えにくかったのですよ。で、横のスクリーンは逆に手元とかまで映し出すので、ついつい、間近で演奏しているのに、スクリーンを見つめてしまうという・・・。
で、暑い熱い演奏が終了。実は、個人的には、Dream Theater それほど期待してなかったので、期待以上の内容で良かった。


Black Clouds & Silver Linings
発売元 : Roadrunner Records
発売日 : 2009-06-23 (1CD)
売上ランク : 44969 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 2,458 通常9〜14日以内に発送
評価平均 : /6人
冒険なしの力作
流石のクオリティ
新たなる進化。
?
ニヤリとできるかそうでないか
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終了

というところで、終了。ほぼ立ちっぱなしってのもあって、帰り際には腰と足の裏がかなり痛んでいるという状態。いや、身も心も満喫しました。フェスだしなーと思っていくの躊躇してたけど、行って正解でした。
で、帰り道が、また、これ、ホームが激混みという状況でしたが、なんとか帰宅。帰宅しても、まだ、プログレ三昧が放送中というこちらも頑張りますねなところでした。


堪能

ってことで、良かったです。また、行ってみたいという思いの残るところですが、しかし、ここまで行きたいバンドが揃ってくれるフェスが今後あるのかどうか。そっと期待してます。

関連リンク:
SUMMER SONIC 2010
Bigelf
Bigelf - MySpace
The Official Coheed & Cambria Site
coheed and cambria - MySpace
jónsi - official site
Dream Theater - The Official Site
Dream Theater - MySpace
関連サーチ:
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