待ちに待ったCo. & Ca. の新作 "No World for Tommorrow" リリース



1.さて
このブログにも何度となくエントリーした、アメリカのエモプログレメタルバンド Coheed and Cambria の新作 "No World for Tommorrow" が、遂にリリースされた。


2.日本盤も
日本盤もリリースされていて、その他には、DVD付きスペシャルエディションも存在するようだが、こちらは、まだリリースされていないかもしれない。


3.で、日本盤の方を
今回は珍しく、日本盤の方を選択。ボーナストラックが入っているのと、あとは、ストーリーの説明がわずかながらだけれども、ついているので選択してみた。


4.少し前置き
とりあえず、少し前置き。ベースとドラムの脱退があったり、その後、ベースは復活したりという事があったりと、ちょっとややこしい状況を切り抜けて完成したのが、この作品で通算4枚目の作品。そして、これまで繰り広げてきたストーリーの最終章にあたる(次の作品は、一番最初の物語に戻る予定)。


5.では内容です
5.1雰囲気は
まずは、全体の印象なのだけれども、音がだいぶメジャーになってきている印象で、これはうれしいような悲しいようななところ。ただし、あのドラマチックでエモーショナルなサウンドは当然健在で、感情が煽られまくる展開に、惹きつけられる。いや、むしろそのサウンドの洗練が、いままでは一撃必殺という感じだったところに対して、じんわりと虜にしていくような感じになっているともいえる。
5.2キラーソング
Co.&Ca.はアルバムごとにキラーソングを用意しているけれども、今回のそれは、先行シングルでもあった、"The Running Free"。これは、まぁ、まさに彼らの得意中の得意とするところのエモポップサウンド。スピード感といい盛り上がりのもっていきかたといい、文句なし。
5.3後半戦からエンディングへ
前作もそうだったけれど、今作も前半はいくつかのタイプの曲を並べておいて、後半で一気にかけあがる展開になっている。
組曲形式の後半戦。まず、後半戦に入ると音というか展開というかが、凝っている。今までもアコースティックパートは在ったけれども、"The End Complete"の最終盤に現れるそれは、より効果的に働いている。盛り上がりを静かに押さえ込んで、穏やかさを作り出して、そして、壮大な "The Road and The Damned" へつなぐ。心からの叫びのように、そして、何かを心に決めたかのように、歌い上げる。そして、"Good Bye"との声がすぎさって、最後の曲 ”In the Brink”。ストリングが導入されたちょっと、大人びた落ち着きのある楽曲。ギターが珍しく少し泣いている。"Don't cry no more, boy ....."。静けさと荒々しさが交錯しながら、終わりへと向かう。


6.完成度が高すぎる
ということで、あまりにも完成度の高い作品に仕上がっている。渦巻く感情の交錯もあふれ出てきているし、楽曲の安定度も高い。確かに初期の作品の完成しきっていない面白さは減退しているかもしれない。だけれども、このクオリティーの高い作品は、それとは違う良さを見せつけている。
傑作です。

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