ウズベキスタンのプログレジャズロッカー From.uz の新作



ウズベキスタン

FROMUZ は、ウズベキスタン出身のジャズロック系のプログレッシブロックバンドで、超絶なギタリスト Vitaly Popeloff を中心に2007年にアルバムデビューを果たしている。で、今回紹介するのは、そんなバンドの3枚目に当たる作品で、2009年末にリリースの Seventh Story。


スケールアップ

前2作でも、その爆発的な演奏力によって、衝撃を与えてくれたのだけれども、今回の作品はそれとはまた違った驚きを与えてくれる作品に仕上がっている。
前作までは、とにかくバカテクッぷりをみせつけるとう作風で、それだけでも十分に楽しめるものだったのだけれども、今回の作品はさらに進化して、アルバムとして一つのストーリーを持った作品に仕上げきっていて、アルバムとしての完成度ももった、さらにスケールアップした作品になっている。


ボーカル

ストーリーのある作品ということもあり、今回の作品はボーカル入り。ボーカルだけではなくて、ナレーションというか台詞のようなものも入ってきたりしていて、ゲストを含めた一大ロックドラマとなっている。で、このボーカルの方も、しっかりとしたボーカルなので、時に演奏がスゴイのに、ボーカルで台無しになるというパターンがあるけれども、この作品は、ボーカルと演奏が相高めあっている。


演奏

そんななかで、やはり注目の演奏のほうだけれども、当然ながらのバカテクっぷりは変わらず披露で、ロック的なダイナミズムを存分に持ちながらの、ジャズスタイルなサウンドをベースに、時に民族感のあるサウンドを持ってきたり、ストレートなロックになったり、といった展開で、ジャズい感じの一辺倒なサウンドにおさまってしまうのではなくて、様々な味わいを出してくるというとてもレベルの高い演奏。
サウンド的には、ギターが中心に出てくるサウンドではあるものの、それだけにとどまらず、他の楽器のレベルも高い。時にベースが躍動してくるし、キーボードも存分に展開。そこを確実なドラミングがしっかりと支えているので、安定感のあるというか、ある意味安定感がありすぎる破綻のないバカテクサウンドは健在。


すばらしい

というところで、もうすばらしいとしかいいようがないというか、前作のレビューでも絶賛した記憶があるのだけれども、それをも上回る絶賛を贈りたい感じ。
さらには、収録時間が、78分とげんかいまで収められているので、もう、お腹いっぱいですというところまで堪能出来るし、そんな長尺ながらも変化と適切な物語性によって、飽きることなく楽しめます。
ただし、現在のところちょっと入手困難な状態になっているかもしれません。


こちらのビデオを

で、最後はデビュー作からの演奏風景をお楽しみください。





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