女性ハープ奏者 Angels of Venice によるゴシックメタル?



Angels of Venice

Angels of Venice というのが、バンド名なのか、個人を差しているのかさえ良く理解していないのだけれども、Angels of Venice という名義でリリースされた2009年作品、Ancient Delirium を聴いてみた。
この名義では、過去にも何枚かリリースされているようなのだけれども、アルバムによって作風が違うという情報もありで、今ひとつよくわからない。
で、とりあえず、この作品は、その Angels of Venice の中心人物というか、その人というかの女性ハープ奏者 Carol Tatum とボーカリスト、Charles Edward および曲ごとに参加したりしなかったりするミュージシャンで作成されている。
なお、私が、購入したCDは、Angels of Venice 名義になっているけれども、Carol Tatum 名義でも出ているみたいで、ますますよくわからない。


おおまかには

そんな、クレジットな問題はさておき作品のほう。ハープ奏者という触れ込みを書いてみたのだけれども、実際には、ギターやダルシマーをはじめとして、かなり多くの楽器を演奏している。なので、ハープのみを中心に据えたサウンドというわけではなく、ハープも使っていますという感じ。
一方、ボーカルの方は、低音で渋く歌い上げるという感じ。


ゴシック?

サウンドの印象としては、ゴシックメタルな印象。とはいっても、いかにもなゴシックではないし、メタルというほどの激しさはない。高速に攻めるのではなくて、むしろ低速なぐらいのテンポで、教会音楽的な雰囲気を持たせながら、先述のような低音の渋くちょっと不気味さを煽るようなボーカルで底辺に広がっていくようなサウンドを構成する。リズムラインも、打ち込みにパーカッションを足すというような感じなので、無機質な定テンポがさらに雰囲気を作る。


ENIGMA

で、そんな感じのサウンドに時にトラッドな雰囲気が出てくるのでなんと表現すべきサウンドなのかが難しいのだけれども、類似するサウンドでいうと、ENIGMA あたりになるのだと思う。あそこから、ポップさというのか大袈裟さをちょっと引いて、民族的な雰囲気を足した感じか。


残念です

というところで、何とも不思議な表現方法が見つからないバンドで、結構癖のあるサウンドなのだけれども、慣れると意外にいいかもって感じ。
まぁ、普段私が好んで聴くタイプのサウンドとは少し傾向は違う。
で、サウンドの方はそんな感じで、悪くは無いのだけれども、残念なのが、写真。ジャケもなかなかいいのだけれども、ブックレットデザインもいいのだけれども、最後に出てくる、二人の写真(彼らのサイトにも掲載されてます)が、なんか残念。というか、とても残念、個人的な見解ですが。




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