あまりにいまいちなイタリアンプログレメタルバンド Minstrel の AHAB



いまいち

CDをいろいろと購入してみても、当たり前だけれども、あたりもあれば外れもある。たまにある大当たりを目指して、怪しいと思いながらCDを買い続けるのが、マイナー音楽好きの性なのは、こないだのメタル忘年会でも確認できた事実。


エントリー

そんなわけで、このブログでも、聴いた全ての音楽を取り上げているわけでは当然無くて、とても気に入ったものは当然として、語るべき何かがあるもの、あとは、まぁ、あとはその時々の時間的余裕次第で選択するという基準で、ブログにアップしているのですが、となると、いまいちだった作品については、つまりは取り上げないと、そんなところなのですが、今回は、あえて、いまいちだった作品を取り上げてみます。
その作品は、Minstrel というイタリアのプログレメタルバンドによる2009年作、Ahab。


オペラメタル

この Minstrel というバンドは、イタリアのバンドで1991年に結成。既に2枚の作品を残している。
ベースは、メタル的なサウンド。だけれども、ボーカルスタイルは、オペラ的で、しかも、イタリア語で歌われるので、とても雰囲気のあるそれ。70年代のイタリアンロックは、そのイタリアのカンタトーレなトラディショナルな雰囲気が、プログレの様式的サウンドと見事にマッチして、イタリアンプログレという一大勢力にまでになったのだけれども、その方法論をプログレメタルに展開したという感じのサウンド
壮大なサウンドをメタルなサウンドで処理して、時にリリカルなパートを挟みながら、そこにいかにもイタリアな濃いメロディーをイタリア語によるオペラティックな歌唱で埋めていく。そんなサウンド


コンセプト

で、今回取り上げるアルバム、Ahabaは、キャプテン Ahab の航海を題材としてコンセプトアルバム。


なのだけど

そう、ここまでの説明だと、ある程度の人は、興味深いと感じるのだろうと思う。あのイタリアンプログレをメタル的に現代的に処理したらどうなるのだろうかと。
そして、それが、何とも残念なことに惨憺たる結果になってしまっている。
なんというのだろう。アニメ系の主題歌が時々メタルっぽいサウンドだったりするけれども、そんな感じの陳腐な状態。
なんというのだろう。とにかく陳腐。要素、要素は間違っていないのだけれども、そして、時になかなかいいかもと思われるところも部分的にはあるのだけれども、完成品は残念な状態だったという。
いやー、本当に惜しい。このサウンドパターンでいい出来だったらなー。でも、やっぱり作品はあまりにも残念。
正直言って、途中で笑ってしまいそうになってそのうちにあきれてしまうとそんな感じ。多分、ベースになるメタルサウンドがちょっとレベルが低いというか熟れていないせいだと思う。


だけれども

だけれども、こういったサウンドが好みの方もいるかもしれないので、これはあくまで私の個人的な感想です。




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