熱いサウンド Baroness の今度の色は Gold&Grey



Baroness

アメリカのバンド Baroness。メタル系のサウンドだけれども、プログレメタルとジャンルされることもある。ただ、ごりごりのテクニカルさを押し出すという感じではなくて、アートと行った方がいいんだと重う。


Gold&Grey

で、デビュー以来アルバムタイトルは、色で名付けられているのだけれども、今回は、Gold&Greyというタイトル。
全体で60分あって、かつ短い曲もちりばめながらの構成。
表面的な音だけで言うと、汗臭い感じする男気のあるボーカルが軸にあって、そして、時に、その男気のままでコーラスでさらに重厚感を出すあたりは、やっぱりこのアルバムでも健在でかっこいい。


スタイル

ボーカルのみ成らずサウンド自体も、重厚感で押し込んでくるように、思えるのだけれども、それだけではないのが彼らの独自さ。
メタルだけではなくて、様々な音楽スタイルを飲み込んでいて、曲の中でも様々に転調していくが、アルバム構成全体としても、サウンドスタイルがめまぐるしく変わる。


傑作

もう2020年になってしまったけれども、2019年はメタル系は結構いい作品が多かったですね。Tool の新作はもとより、Dream Theater だとか、Korn だとか、Opeth だとか Devin Townsend だとか。
そんな中にあっても、この Gold&Grey は、ベストメタルアルバムにあげてもいいぐらいの出来。かなりの傑作です。

Gold & Grey

Gold & Grey

  • アーティスト:Baroness
  • 出版社/メーカー: Abraxan Hymns
  • 発売日: 2019/06/14
  • メディア: CD



BARONESS - Borderlines [OFFICIAL]


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