万華鏡にように憂いがエモーショナルに響く Panther

Pain of Salvation

影のあるプログレメタルなサウンドに魅力のあるスウェーデンのバンド Pain of Salvation.
Daniel Gildenlow の多才さもあり、多彩なサウンドを見せるバンドでもある。
そんな彼らの2020年新作 Panther がリリースされたので聞いてみた。

Panther

サウンドの印象は、まずそのサウンドが更に多色になっていることに驚く。
モダンな要素も特に取り入れながら、一方で彼らの初期を感じさせるような
直球的なメタルな荒さも見せつける。
そしてそのどのサウンドもとても変化に富んだ万華鏡のような音色。

ボーカル力

その変化に富んだサウンドの中を歌い上げるDaniel のボーカル表現力が、
ここでまた更に説得力をました感がする。
ときにその上例のあるメロディーがエモーショナルに響き渡り、
聞き手の感情を煽りに煽る。
これぞ、まさに Pain of Salvation だという表現力。

回帰ではなく

ある種原点回帰的な印象もあるのだけれども、ただの原点回帰ではなくて、
様々なさんウドスタイルを自分のものにした上での回帰であり、
音の面白さが単純ではない。

名作

数々の名作を持つ Pain of salvation だが、この作品もまた名作の一つと言っていいだろう。
しかし、コロナのおかげで、みんなスタジオ・アルバムに集中できるようになったのか、
今年は、傑作アルバムが多い気がする。

Panther -Ltd/Mediaboo-

Panther -Ltd/Mediaboo-


PAIN OF SALVATION - ACCELERATOR (OFFICIAL VIDEO)