ちょっと洗練された男くささ Baroness Purple
Broness
フロントのツインギター、ツインボーカルが、男くさくて、力技感があるわりに、結構テクニカルな感じのギャップがたまらないアメリカのバンド Baroness。色シリーズでアルバムをリリースしておりますが、今回は、Purple がリリースされたので聴いてみた。Pledge Music
今回の作品は、音楽界の kickstarter である、Pledge Music にてクラウドファンディングでリリースされた。現時点では、Amazon でも売っているなどしているので、一般にも入手可能な状態である。男くささ
このバンドの特徴であり、魅力は、先述の通りの、男くさいボーカルやギターリフを繰り出しながらも、繊細さを裏に秘めているコーラスワークやサウンドアンサンブルを魅せるところ。そこには、ヘヴィーロックのかっこよさもありながらも、プログレ的なサウンドの面白さもあるというほかのバンドにはない魅力がある。この作品でも、その要素は当然ながら引き継がれていて、その男くさい繊細なコーラスワークがたまらないアルバムになっている。
洗練
一方で、この作品でより強く感じられるのは、洗練された印象。この系統で近いバンドというと、Mastodon が思い浮かぶけれども、確かに、Mastodon も最近洗練されたサウンドによりキャッチ―なメロディーが印象に残る作品を残しているが、その方向性に近いといってもいい。さすがに、キャッチ―とまではいかないけれども、その片鱗を伺わせるような聴き心地の良いサウンドが随所に見られて、彼らの新機軸といえる。
面白い
どうやら、バンドは、事故に遭遇したり、その後リズム隊が入れ替わったりと苦難の近年を過ごしていたようだが、その逆境を乗り越えて、クラウドファンディングという形で新たな作品をリリースしたところには、彼らの並々ならぬパワーが秘められているともいえる。他にはない、パワーロックでありながらも、繊細さが裏に隠れている彼らのサウンドはとても面白いので、Mastodon あたりを好む方には是非とも体験していただきたいアルバムです。
関連リンク：
BaronessBaroness
Baroness: 'Purple' on PledgeMusic
関連サーチ：
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