奇跡の再来日 King Crimson をオーチャードホールにて



King Crimson

さてさて、伝説的バンド King Crimson。御大 Robert Fripp のご機嫌などにより、もはや来日どころか、King Crimson としての活動すら終結してしまったのではとも思われた時もあったのですが、ライブを中心とした活動の再開とともに、ついに再来日公演が行われたので行ってきました。
いったのは、2015年12月9日(水)オーチャードホールでの公演。


厳密な

海賊版や、ライブ中の写真撮影を極端に嫌う Robert Fripp 御大ということもあり、ライブ開始前は写真撮影や録音に関する厳重な注意事項が発表される状況の中、ざわざわと開演を待つ次第。やはり、客層の高齢化は否めないが、中には、若者や女性の姿もちらほら。新たなファンを獲得していないことはないというところか。


開演

そして、定刻を15分ほど過ぎてメンバーが登場、ライブの始まりです。
今回は、トリプルドラムを擁するというさらに特殊なラインナップ。
舞台は、そのトリプルドラムが前に3台並び、その後ろに、復活した Mel Collins に、不動のベーシスト Tony Levin。Belew にかわるボーカル・ギターの Jakko Jakszyk そして、御大 Robert Fripp。
なので、この状況だけで、前に並ぶ Pat Mastelotto、Bill Rieflin そして、Gavin Harrison の演奏を注目しないではいられない。


意外な

結構選曲は個人的には以外で、初期の作品からの演奏が多い。これは、Mel Collins 効果もあるのか。
ただし、初期の作品とはいえ、この特殊なラインナップなのでかなり印象を異にするサウンドでよみがえっている。


ドラム

なんせ、バカテクドラマー3人だから、なんだかもう、訳が分からない。また、音響がいいもんだから、しっかりと各人の演奏を聞き取れるのが、感動的。時に連係プレーを決まるかと思えば、時に、三者三様にたたきまくるけれども、しっかりと曲は進行していたり、混沌と整合が入り混じる Krimson ワールドが、また新たな装いで登場したという印象。


そして

そして、個性的な Belew の後釜という難しい役回りで、しかも、各年代の異なるボーカリストの楽曲を歌うという難題を与えられた Jakko Jakszyk は見事にその役回りをこなしておりました。


爆裂

そんな面子での演奏は、もう、爆裂というしかないというのか、すごすぎて表現しきれない。しかも、Red やら、LTIA Part2 やらにくわえて、Epitaph とか、In the court of the crimson king に加えて、21th century schizoid man まで、新旧代表曲をこれでもかというアレンジのもとに叩き込んでくるから、2時間ぐらいのライブはあっという間に過ぎ去ったという感じ。


Pat

それにしても Pat のドラミングはいつみても面白い。たぶん、私の最も好きなドラマーです。いろんな音をいろんな小道具とテクニックでたたき出してくる姿は、ある意味チャーミングでいい感じ。


ぜひとも

ということで、もしかすると日本で見れる King Crimson はこれが最後かもってことも思えたりするので、ぜひとも鑑賞されることをお勧めします。


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