ベルギーの奇人バンド Flat Earth Society の 13
Flat Earth Society
Flat Earth Society はベルギーのバンドで、あの伝説のバンド X-Legged Sally にも所属していたギタリスト Pierre Vervloesem を中心とするプロジェクトバンド。ブラスなども多用したビッグバンド的な要素もある馬鹿テク集団。
13
その2013年最新アルバム 13 がリリースされたので、聴いてみた。まぁ、最早説明の入らないというか、説明の出来ないというか、ただただ馬鹿テクです。
しかも、その馬鹿テクっぷりは、多彩なサウンドスタイルによって演出されているので、高速で複雑なサウンドだけで表現するようなタイプをさらに超越しているレベルを感じる。
ボーカル曲
曲によっては、ボーカルも入っていて、そのボーカルスタイルも、女性ボーカルの繊細な声を使ったり、男性ボーカルの野太い声を使ったりして、サウンドを演出している。そのあたりは、少しノスタルジックなサウンドスタイルも相まって、どこか演劇的でもある(実際に、一部の曲は映像プロジェクトのための音源でもあるようだ)。このあたりが、単純にテクニックを見せつけるだけではなくて、音楽集団としての表現力を見せつけている感じ。
15人
実際に、この多様なビッグバンド的なサウンドは、アルバムのクレジットでは15人がメンバーとして記載されていて、それだけの大人数で作り上げられている。ベーシックにはジャズが流れていて、落ち着いた雰囲気を持っている。
が、上述のように至るところで脱線しながら、不思議なサウンド展開へと持って行くので、ジャズという枠では語りきれない、プログレな楽しさが満開である。
ジャズロック
という感じなので、ジャズロックやチェンバーロック系のリスナーには相当に印象を残す作品だと思う。かなりお勧めです。関連リンク:
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