The Syncope Threshold は、Protest　The Hero っぽくて

新人

アメリカ出身の新人 The Syncope Threshold の、アルバムとしてはデビュー作品となる Tale Of The Complex Circuit を聴いてみた。

EPつき

ちなみに、日本版はボーナストラックとして、彼らの自主制作EPが収められた上に安いのでお得です。

メタル・コア

こういったタイプの音楽をなんというジャンルと呼べばいいのか難しいけど、メタル・コアというか、プログレ・メタルというか、エモ・パンクというか・・・・・。
で、類似したバンドを挙げるほうがというところで、Protest the Hero , The Human Abstract, Between Buried and Me とか、そのあたりに類似している。

確かに類似

しっかりとしたテクニカルな要素を持っていて、一筋縄ではいかないメロディーラインをしかし、メロディアスな軽いのりで展開していく。個人的な印象では、Protest the Hero のイメージにかなり近い。アルバムとしてもコンセプチュアルにできているのでなおさら。

アルバム

壮大なオーケストレーションから始まるアルバムは、そこから、スピードアップして、スクリーミングな歌唱から高音を生かした歌唱を混じり合わせながら、疾走していく。単純なリフと、キーボード的なギターサウンドを組み合わせながら、時に甘くさえ感じるポップサウンドまでもみせる展開は、確かに、変化に富んでいて面白い。
が、しかし・・・・・。

もう一声

たぶん、上記のバンドが先にいなければ、この作品を絶賛していたと思う。しかし、すでに上記のようなバンドがいる今、やはり、2番煎じ、3番煎じという感じが残ってしまう。すべてにおいて悪くは無いのだけれども、爆発的な衝撃にはかけるというのは、新人に対しては、多くを求めすぎかもしれないけれども、もう一声何かあるともっと面白かった気がする。
まぁ、純粋に元気のいいロックを求める層には、しかし、十分に受けるであろう作品であると思う。

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