ICCで地球を知覚できたか?



ミッションG

東京は初台のオペラシティーにあるメディアアート系展示施設ICCは、オープンスペースになって、無料で見ることの出来る展示が増えていて、ちょっとしたついでに見入ってみた。
で、そのオープンスペース2009の展示における一つの企画 「ミッション G:地球を知覚せよ!」が今回見に行った大きな目的の一つ。


既に

このブログでも随分と前に紹介したけれども、この展示が始まる時にあったアーティストトークを聞いていたので、だいたいの内容は既に把握済み。
展示はタイトル通りで、地球にて起こっている事象を何らかの形で捕捉して、それを変換して表示せしめてみせるという作品を集めている。なかなか面白いのは、そのうちの一つは、地図だし、そのうちの一つは、南極観測だしというところで、うまく多方面化してはいる。


知覚してどうする、もしくは

しかし、これ、アーティストトークを聞いたときも思ったのだけれども、知覚してどうするって疑問が残る。いや、科学的観点からみれば、それはそれで重要だし、私自身も興味がある。しかし、それとアートをどう接続するのか?そう、それに対する何らかの解答を感じさせてくれる展示ではという期待が大きかったのだけれども、私自身はそれを全く感じることは出来なかったのは、アーティストトークの時と同様の結末。そう、データをとって、何らかの形に変換してなんて、だからなんなのってところで、しかし、アートには常にだからなんなのってのはつきものだけれども、その背後には斬新さやそれを通り過ぎたばからしさがあって、それは理屈を練り練った末にそれを超脱した面白さなのだけれども、この展示に見られるのは、そういった物ではなくて、変換が理屈によって為されているからこれでいいではないかという開き直りで、独りよがり研究職的な印象がぬぐえなかった。


しかし

ということで、気合いを入れてみるべきではないと思う、これは、個人的な感想ですが、むしろ、夏休み、子供が珍しい物を眺める感覚で、わぁ-すげぇー、って感じで見る方がいいと思うし、そういう感覚であれば、とても楽しめる。




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