原美術館のアートスコープに滑り込む



2007/2008

さて、原美術館にて開催中のアートスコープは、ダイムラーファウンデーション・ジャパンの活動の成果を発表する場で、日本からは、照屋勇賢氏と加藤泉氏で、ドイツからは、エヴァ・テッペ氏とアスカン・ピンカーネル氏。


四者四様

照屋氏は、既製品や生物を用いたインスタレーション。加藤氏は、もはやキャラクタービジネス化してしまった感のある展開。テッペ氏は、ヴィデオ編集により知覚へのアプローチを感じさせる作品。ピンカーネル氏は、むしろ静謐な様子が意表を突くドローイング。
と言ったところで、四者四様。ただ、興味深い作品は、テッペ氏だけだった。というのが、個人的な感想。結構期待していただけに、あっけなく見終わってしまって、結構残念な感じ。特に、加藤氏は、たぶん、この路線はもう限界で、これ以上行くと、いくら理屈をこねようと、結局キャラクター路線にすぎないと、私個人は思っている幾人かの作家と同じところに収まるしかない気がする。まぁ、それはむしろ歓迎すべき事なのかもしれないけれども。


ということで

珍しく、原美術館の展示にしては、張りがなかった今回でした。


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