A Time of Day : ANEKDOTEN
1.久しぶり
アルバムの発表ピッチが長いながらも、淡々と着実に活動しているスェーデンの誇る幽玄プログレバンド ANEKDOTEN の新作"A Time of Day"がリリースされた。ちなみに、日本盤のリリース予定もあるらしい。
2.とても静かで
新作も、新機軸はあまりないが、彼ららしいサウンドで期待を裏切らない非常によいでき。彼らのサウンドの代名詞といえば、メロトロンだけれどもそのサウンドの効果は、この新作でも健在で、霧に包まれた幽玄かつ陰鬱な風景が目に見えるようでもある。
3.シンプルな
音的には、シンプルで全体の情景で勝負するというサウンド特性がこの作品ではさらに強くなっている印象がある。勿論以前までと同様、音数の多く比較的テンポの速い攻撃サウンドもときより入れてくるのだけれども、スローなボーカルパートにある独特の寂獏な雰囲気は、いまや現役のバンドでは、ANEKDOTENにしか出せない雰囲気かもしれない。
4.特に
特に美しいのは、6曲目の"Stardust and Snad"。非常にシンプルなサウンドだけれども、このスローパートをしっかりと聴かせるというところは、彼らの自信の表れでもあり、彼らの実力の表れでもあると思う。
5.ジャケット
ジャケットの写真もまた、その彼らの幽玄な雰囲気を象徴するようなそれで、美しい。ちなみに、ジャケットと同じ画像が現在の彼らのWeb Site のトップページに使用されていて、そちらの方がよりきれいです。
6.傑作です
近頃Dream Theater 系のテクニカルメタルプログレ系バンドは多いけれども、一方で、こういった特異な雰囲気を作り上げるバンドは少なくて、その中ではやはりANEKDOTENは貴重な存在、そして、このアルバムはなかなかの傑作だと思います。
関連リンク：
dLINKbRING.Music.Anekdoten
www.myspace.com/anekdoten
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