Biffy Clyro の新作に酔いしれる
新作
Biffy Clyro は英国出身のスリーピースロックバンド。前作、Puzzle あたりから、そこそこ知られるようになって、来日公演も果たしている、残念ながら客数は少なかったけれども。そんな、Biffy の2009年新作は、Only Revolutions で Storm Thorgerson のジャケットをまとったアルバム。
ひねくれポップロック
Biffy Clyro の音楽性はというと、ハードロックもしくはポップロックにプログレッシブロックやポストロックな味わいをまぶしたという感じで、結果としてひねくれたポップロックなサウンドに仕上がっているバンドで、傾向としては、Radio Head とか、Muse に近い。で、今回の新作でもそんな彼らの神髄がずずいと発揮されている。
すばらしい
作品のほうですが、力強い足音につづいて、明快なリズムによって、一気に開幕する。明るいポップロックに、独特な Simon Neil のボーカルによって引っ張られていくサウンドは、そのメロディーの良さによって、聴く者を惹きつける。この一曲目に持ってこられた The Captain という楽曲のそのおおらかなロックチューンによるオープニングがまさに適切な選曲で、これ以降の2曲目からまさにBiffy なサウンドが様々な形で現れてくるという展開。絡みつく
なんというのか、この Biffy サウンドは、絡みついてくる。反復を使ったりして、ポストロック的な先進サウンドのようでありながら、どこか古き良きロックの香りを感じさせるところもあって、そこに、Simon Neil の何とも言えない味わいのあるボーカルがまた、良くて、何とも暖かみのある感じ。これはスゴイ演奏だという感じよりも、この雰囲気が大好きなんですって感じが染みこむでくる。様々な側面
ベーシックのサウンドの味わいはそんなかんじなのだけれども、それをいろいろな要素で処理するので、疾走感のあるポップロックになったり、アコースティックな味わいのある哀愁あるサウンドになったりと、アルバムを通して聴いていても一本調子にはならないので、何処を聴いていても楽しくなってくる。裏打ちされた
そして、これがしっかりとしたサウンドに支えられているから安定的に良くて、サウンドはシンプルな振りをしているのだけれども、実のところ、リズムチェンジを持ってきたりどこで切れ目が来るのかが分からない反復を持ってきたりで、これが、聴き込んでいっても飽きない絶妙なポイントになっていると思う。何処を切っても
もう、何処を切っても Biffy サウンドな新作は、ちょっとした愁いと爆発的な楽しさが込められていて、聴き始めるとそのサウンドの虜にならないではいられないというようなそんなサウンド。ひねくれ気味ポップロック好きには超お薦めです。
関連リンク:
Biffy Clyro :: Only Revolutions :: The New Album :: Out 9th NovemberdLINKbRING.Music.Biffy Clyro
Storm Thorgerson
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