高音質電源タップ そして、オーディオへの投資の順序を考える



1.たかが電源タップされど・・・・・
音楽を好きなると、そして、その好きな音楽のタイプが比較的複雑な音楽であったりすると、よりよい音で聴きたくなる。すると、いまやごく一部の人間だけの趣味になっているオーディオの世界を深めたくなる。何事もそうだけれども、深めれば深めるほど、妙なところにたどり着く。
ということで、我が家の最近オーディオ用の電源タップを変更したところ、なかなか感動的にいい音に変わったので、そのへんを少しまとめながら私が現時点で思う、高音質再生のために投資すべきオーディオアクセサリについてまとめてみる。


2.まずは、電源タップの効果から
あまりオーディオに凝らない層には電源タップと聞いただけで避けてしまおうと思うと思うけれど、オーディオ好きの間では電源タップも重要なアイテムであることは間違いないところ。
我が家では、この電源タップを最近 FURUTECHのe-TP90というものに変更した。実売で25000円程度なので、通常のタップからすれば破格の高さ。オーディオ界ではそこそこという値段。
ただ、これ、音を聴いたとたんにその値段の確かさが明確になる。音がとにかくクリアになる。今まであまり聞こえなかった細かいハイファットの音までもがきこえてくるし、分離と抜けが圧倒的によくなる。音レンジも広がった印象でベースの低音もしっかりときこえるし、高音は高音でそれぞれの音が独立して響いているのがわかる。
もともと使っていた電源タップも、しかし、通常のものではなくて多分10000円ぐらいのもので、それなりにいい音と思っていたのだけれど、ちょっとレベルが違う世界。電源タップでここまで変わるとは。


3.順番
ということで、この電源タップの影響力をひしひしと感じた現時点で私が思うオーディオへの投資の順序をまとめてみる。
ちなみに、ここではオーディオそのものではなくて、周辺アクセサリーについてのみです。それから、以下はあくまで個人的な経験と好みからの意見ですので参考程度でお願いします。
3.1スピーカスタンド
まず、ただ棚の上などにスピーカーを置いているのであれば、それを専用スピーカーラックに変えたい。これがまず最初と思う。とにかく音の出口そのものをどうにかしないといけない。スピーカースタンドも結構多くの会社から発売されている。例えば、”TAOC”。易くても20000円程度はするけれど、その価値は十分にある。
3.2電源タップ
今回の私の経験から、電源タップを2番目に持ってきたい。いろいろなところに予算をつぎ込んでいないときに電源タップにそれなりの金額をつぎ込む気がなかなかしないと思うけれど、私の今回の経験からすると、もっと前からここに投資しておくべきだったという印象。
3.3オーディオラック
続いて、オーディオラック。折角いいオーディオを使っても、ラックが悪いとその性能を引き出す事は不可能。こちらも多くの会社から出ていて、インテリア的にも優れたものも多数。例えば、"QUADRASPIRE"などは、シンプルながら音質がいいと評判。
しかし、オーディオラックとなるとすぐに100,000円近くに至るので、ちょっと二の足を踏んでしまいそうなところ。
3.4制振材
次は、制振もの。プレイヤーの天板の上に置いたりはったりするもの。特に、天板が柔なオーディオには効く。いろいろあるけれど、オーディオものにしては値段は高くない方のものが多いので、是非とも使いたい。
3.5インシュレータ
足もとを制御するインシュレータ。我が家でも全ての機器の足下に据え付けているけれど、ある程度改善するけれど、実際には歴然とした効果が出たものはないという印象。また、インシュレータは種類が多くて、つい衝動買いしたくなるというものでもあったりするが、ここはじっと我慢したい。
3.6ケーブル
ケーブル類も確かに重要なアイテムではあるけれど、これは最後でも良いのではと思う。たいていの場合は、ケーブルとインシュレータに手を出してそこから、いろいろと展開すると思うのだけれども、多分、上記のものを良くして、ベースのレベルを上げてからの方がこれらの効果が見えてくると思う。


4.勝手ながら
上記が個人的な意見です。ただ、どんな趣味の世界もそうかもしれなけれど、大金をつぎ込んだ割には・・・というときもあれば、ねらい通りのときもあれば、ねらい以上のというときもありで、きっと人それぞれに考えはあるのではと思うところではあります。しかし、今まで聴いた事の無いほどの良い音が自分のオーディオから出てきたときの感動はひとしお。特に、自分のお気に入りのソースがさらに魅力を増す瞬間、これがオーディオで音を出す事の楽しさなのです。


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