土から生まれるもの：東京オペラシティアートギャラリー

1.コレクション
今回は、オペラシティギャラリーのコレクションから、"土から生まれるもの"というテーマの元に、種々の作品が集められた展示。

2.陶器
特徴的なのは、陶芸作品が多いところ。タイトル的にもこれは当然かもしれない。とはいえ、陶芸といっても、器というより、オブジェという感じ。
で、この陶芸作品って、個人的にはあまりじっくりと鑑賞する機会が無くて、あらためてこうやってみると確かに面白い。
2.1ギャラリー1
小川待子の作品は、こんな色合いと形状のものを作ることが出来るのだと。かなり、興味深い。
2.2ギャラリー2
ここの難波田龍起の作品をはじめとする抽象画とそれから陶芸作品の並びがなんともいい組み合わせ。このように配置したセンスがすばらしい。
2.3ギャラリー3
2階に上がって、今度は秋山陽の巨大な作品とそれを取り囲む絵画。そのサイズだけで圧巻というか、これどうやって作るのだろうと。
2.4ギャラリー4
最後の部屋。こちらは、またまら小型の陶芸作品が真ん中におかれて、その周りに絵画。意外に高坂和子の作品がおもしろい。それから中央の鈴木治による陶芸作品群。これは、曲面とエッジの組み合わせ、そして、その曲面とエッジが作る影と焼き色で出来る陰影の組み合わせが目を引く。

3.土から生まれる
強い主張は無いけれどなんとなく心地よい展示。陶器に意外な発見をしたければ是非。