明日へのチケット



1.共同監督
ケン・ローチアッバス・キアロスタミエルマンノ・オルミの3人が共同監督という少し変わった映画。タイトルの通り、電車に乗る人々のそれぞれの様子を描いた作品。場面を大きく分けると3種類あってそれぞれをそれぞれの監督が描いている。


2.淡々とした
意外なところとか、意表をついたところとか、そういった要素を繰り出す映画ではなくて、様々な境遇の人々がちょっとした事件を前に、心情の揺れを感じながら行動する様をを淡々とながらしっかりと描いている映画で、単館映画によくある感じの雰囲気をもつ映画。
強く心に残るという感じではなく、絶賛したくなるようなものではないが、非常にいい映画だという印象。私が見た時間的なものもあるのかもしれないが、それほど混んでおらずゆったりと見られるのもいい。こういった、素朴ながらしっかりと描かれた映画をゆったりと見るのは、とてもリラックスできていい。


3.もう少し安ければ・・・
やはり、こう、それほど観念じみてもなく、わざとらしい感動の演出があるわけでもなく、ごく普通の人々のちょっとした行動をしっかりと淡々と描いた作品というのは、見ていて心地よくて落ち着きます。もっと安く見ることが出来れば、頻繁にこういったタイプの映画を見たい。



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