Mars Volta : Zepp Tokyo Live



1.すげー
さて、Mars Volta来日公演、東京は2006/11/22。遅れ気味開演のアンコールなしなので、実質1時間40分くらいのライブ。時間だけでいうと、とても、短いライブのような気がするのだが、さにあらず、内容がそう感じさせない。圧倒的なテンションとテクニックで、しかも、MC全くなく、曲間のブレイクも無く延々と続くので、十分に満足できる。それに、きっとあのテンションでは、あれぐらいの時間が体力的にも限界かもしれないと思う。とにかく、すさまじすぎるライブ。久々に激しく衝撃を受け、エネルギーを注入れたと感じるライブであった。


2.メンバー
8人構成で、ギター2、キーボード1、ボーカル1、ドラム1、ベース1、ブラス&パーカッション1、パーカッション&キーボード1。それなりの大所帯。


3.開始
のっけから、とばしまくりの展開で、一気に呑み込まれるものの、前半戦の曲は、おそらくほぼ即興。もしくは、アレンジされすぎていてどの曲か判別不能のまま、どんどんと走る。そのあまりにものテンションとテクニックに驚く一方で、何拍子なのかも把握することが困難なインプロに、若干追いつけないでもいたり。


4.徐々に
ただ、Zeppが音響が良い(もしくはいた場所が音響がよい)こともあって、しばらくして耳が慣れてくると、各楽器の音を判別出来るようになってくる。で、また、これ、すごさが身にしみてくるわけです。ギター、キーボード、ブラスが、それぞれに、弾きまくり続けて、さらに、ドラムもたたきまくり、ボーカルも叫びまくりのハイテンションオンパレード。それを、ベースとパーカッションとリズムギターが裏で制御しているわけだから、ソロパートもさることながら、このリズム隊もすごい。そして、そのテンションのまま、ほとんど切れ間無く演奏し続けられるわけだから、何処までが一曲なのかも不明なプログレによくありがちな展開になる(まぁ、Mars Voltaがプログレなのかという議論はあるだろうが、ここは軽く流して欲しい)。


5.オンパレード
後半戦になると、耳慣れた曲が聞こえ始めて、ボーカル曲のオンパレードになる。これが、やはり、盛り上がる。Cedric Zavalaのハイトーンボイスが切れまくってかっこよすぎる。だけれども、すきがあれば、ハイテンションインプロが始まって、知らぬ間に、次の曲へ行こうしたりしていくのだから、気が抜けない。いや、ちょっと、言葉を失うほどのすごさ。


6.3拍子ロックは?
Mars Voltaというと3拍子というか、高速サルサロックというか、その辺も期待したくなるのだが、そのあたりは、あまり現れてきていなかったように思う。リズムを聴き取りきれなかっただけかもしれないけれど。


7.とにかく
まぁ、とにかく彼らは凄すぎる。Omar Rodriguez-Lopezのギターはちょっと尋常ではないし、何処を切ってもうまくてすごい。ちょっと、行こうかどうしようか迷っていたのだが、行って大正解だった。


8.激しく余談
で、こういう表現をすると怒られそうだと思いながら、すると、King Crimson + Led Zeppelin (いずれもデビュー当時の)をラテン風味にした感じ。ギターとハイトーンボーカルのすごさがZeppelin的で、たたきまくるドラムに歪んだギターとブラスの掛け合い(インプロ含む)がKrimsonで、だけど、それにさらにラテン的ハイテンションが加わるという。


関連リンク:
www.myspace.com/themarsvolta
The Mars Volta
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