カラフルで、複雑で、楽しいキーボード主体チェンバー Ske Insolubilia

Ske

Ske は、Yugenなどのバンドにも所属しているキーボーディスト。
ソロとしても作品をリリースしていて、今回は Insolubilia を聞いてみた。

キーボード

キーボーディストなので当たり前だが、キーボードプログレです。
これが、とても良くできた作品で、キーボードプログレの金字塔と言ってもいいレベル。
エマーソン的オルガンロックな曲もあれば、静謐なチェンバーロックもあり。
変速要素と疾走要素と幽玄要素が交互に登場して、
様々なスタイルのサウンドが、しかし、どれもレベルが高い。

バンドサウンドとしても

しかも、単にキーボードが一人目立っているという作品ではなくて、
バンドサウンドとしてもしっかりとアンサンブルができていいてバランスがいい。
Insolubilia Ⅱでは、女性ボーカルが響く中、フルートなどの管楽器系が飛び回る作品などは、
また、ちょっと違うテイストで、ポストロック感を出しているかと思いきや、
途中から変速して、細かいテクニカルなサウンドに変質していくあたりも、
曲としての展開も面白い。

絶品

これは、今年のベストに確実に上がってくる名作。
これほどカラフルに様々なスタイルが表現される一方で、
どの曲も完成度が高く、楽しめる作品にはなかなか出会えない。
超絶オススメ作品です。

Insolubilia

Insolubilia

  • アーティスト:Ske
  • Ske
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