John Holden による爽やかな Rise and Fall

John Holden

John Holden は英国のマルチプレイヤー。2018年にすでにデビューアルバムを発売している。
今回は、彼の2枚めのアルバムに当たる Rise and Fall のご紹介。
多数のゲストミュージシャンを向けて作られた作品。
特にヴォーカリストは曲ごとに様々な人が歌っており、男性ボーカル・女性ボーカルを交えて多彩。

ロディア

全体的なサウンド傾向は、メロディアスなそれで、Moon Safari な系列に入るサウンドスタイル。
演奏も、テクニックをバキバキ出してくるというスタイルではなくて、あくまで全体のメロディーを美しく彩ることに重きをおいている。
そんな全体的に柔らかいメロディーに対して、上述のように多くのゲストボーカリストによって、ボーカルが表現されていて、
これが、アルバム全体の雰囲気を幅広くさせていて心地よい。

Ancestors and Satellites

特に、最後に収められた "Ancestors and Satellites" は非常に美しい。
静寂の中に響くようなボーカルパートから、音響の広がるコーラスパートへの流れは、
メロディーも美しく口ずさみたくなるようなメロディー。

いい作品

近年の聞きやすくて心地よい系のプログレサウンドの系譜に入る非常にいい作品。
Moon Safari とか、そのあたりの美メロプログレ好きなら聴いて損はなし。


Rise and Fall Album Release