イタリアンロックの雄 Goblin 派生バンド Goblin Rebirth の新作
Goblin Rebirth
近頃というか、しばらく前から再結成ブームが巻き起こっていますが、そんななかでも、プログレ界というのは少しややこしい事態が発生し気味。ただでも、バンドメンバーの離合集散が多いケースが多いということもあり、その結果として、ベースのバンドに対して複数の再結成バンドが登場するという例は、少なくない。その最たるものは、New Trolls で、もはや理解不能。しかも、その各再結成バンド間をメンバーが移籍したりもしてさらに混乱が広がる。
そんなか、もう一つのわかりにくいバンドが、Goblin。Claudio Simonetti が率いるある意味、正規のという感もするバンドがある一方で、今回紹介するのは、リズム隊を中心とする Goblin Rebirth で、セルフタイトルアルバム Goblin Rebirth。
テクニカル
もともとの Goblin サウンドはというと、ホラー系のサウンドトラックとしての側面も強いこともあり、瑞々しさのあって、少し間合いの残されたサウンドにいろんなイメージが膨らむというサウンドスタイルであったが、例えば、再結成にて来日を果たした Goblin (今回の Rebirth とは違う)の場合は、よりメタル要素が深くなっていた印象であった。そして、この Goblin Rebirth のほうは、よりテクニカルで知性的なサウンドになっている。ジャズ要素とまではいかないけれども、シンフォニックな構築美を感じさせる落ち着いたサウンドが印象的。
変化球
また、サウンド要素も少し変化球も入れてきていて、コーラスを加えたサウンドであったりだとか、中東系の雰囲気を感じさせながらも、デジタル音がループで駆け回る音を絡めたりだとか、単純なインストではなくて、聴きごたえのある要素がさまざまにちりばめられている。意外と
再結成系サウンドというと、昔からのファンではないと楽しめないということもよくあるのだけれども、この Goblin Rebirth は、サウンドの完成度も高くまた、新しさも十分にあって、聴く価値が非常に高いアルバムとなっています。お勧めです。関連リンク:
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