Steven Wilson の新作は、プログレ色豊かに
Steven Wilson
現代のプログレを代表する存在である、Steven Wilson。最近は、Porcupine Tree としての活動は、休止状態ではあるが、その分、ソロとしての活動が活発化。2015年、待望の新作 HAND. CANNOT. ERASE. がリリースされたので、さっそく聴いてみた。プログレ色
10分超えの大作があったり、コンセプトアルバムな作りだったりと、構成だけでもプログレ色を感じるのだけれども、サウンド的にも、伝統的なプログレ色が強い。その意味では、現代色というのか、ポストロック色は薄いので、そういった要素のサウンドが好みだった向きには、ちょいと色彩が違って感じるサウンドかもしれない。タイト
演奏は、凄腕ミュージシャンを集めているだけあって、タイトでかつ変化があって楽しい。70年代のプログレサウンドの良さを現代的にアップデートしたような、起伏に富んだ演奏展開であったり、アンサンブルの激しさや、ソロ的なサウンドの面白さもある。メディア
一方で、作品のリリース形態は面白くて、Blu-Ray に 5.1ch のサウンドを収めてというスタイルがあり、かつ、この形態での購入の場合は、通常サウンドは、ダウンロードで入手できるというスタイル。このあたりは、さすが、Steven Wilson という感じ。プログレファン
プログレファンには、かなり訴えかける作品だと思うけれども、より現代的なサウンドを求める場合には、少しテイストの違いを感じるかもしれない。いずれにせよ、さすがの作品だと思うので、ぜひとも多くの人に味わっていただきたい。
関連リンク：
StevenWilsonHQ.com | Official Website関連サーチ：
HAND. CANNOT. ERASE.(AMAZON.co.jp)
HAND. CANNOT. ERASE.(Google)
HAND. CANNOT. ERASE.(flickr)
HAND. CANNOT. ERASE.(Last.fm)
HAND. CANNOT. ERASE.(YouTube)
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