Steven Wilson の新作ソロは完成度高杉



Steven Wilson

さてさて、Porcupine Tree の中心人物というだけでは語りきれないほどに、プログレ界を中心にいろいろと活躍する Steven Wilson ですが、2013年のソロ新作 Raven That Refused to Sing がリリースされたので、早速聴いてみた。
ちなみに、この作品は、(and Other Stories) とついているので、トータルアルバムと言うよりは、それぞれが独立した曲で構成されているということだろう。





メンバー

アルバムに参加しているメンバーは、昨年のソロライブツアーのメンツを踏襲していて、
lead guitarist Guthrie Govan, bassist Nick Beggs, Marco Minnemann on the drums, Theo Travis playing saxophone/flute, and Adam Holzman on keyboards
という感じ。さらに、Alan Parsons をエンジニアとゲストプレイヤーとして参加している。
というところなので、かなり強力な布陣で、期待せずにはいられない。


大作指向

アルバムは、全六曲で10分超えの作品もあるなど、大作指向。全体を構成する曲のスタイルも、このすさまじいメンツを生かした疾走感のある力強いアンサンブルを随所に挟み込んでいくスタイル。一方で、Steven Wilson 特異の哀愁あるバラッドな曲調ももちろんあるので、この緩急が自在に織り込まれながらどの曲も構成されている。


凝った

そして、やっぱりさすが Steven Wilson と感じるのは、どの曲もかなりしっかりと作り込まれているというところ。何度も書くけど、このメンツによるタイトな演奏に支えられているというところもあるのでしょうが、それのみ成らず、曲の構成のすばらしさを強く感じさせられるところがあり、破綻のない完成度を感じないではいられない。


アニメーション

このアルバムの凝っているところは、その楽曲に関わるところだけではない。
例えば、ブックレットの中身なんかに使われているイラストもかなり凝ったものだし、さらに、複数あるエディションの一つにDVD付きがあるのだけれども、これは、5.1ch化されたアルバムの楽曲が納められていて、しかも、これらには、簡単なものであるもののアニメーションも含まれている。
かなり凝っていますので、DVD付きがお勧めです。


力量

というところで、本当に Steven Wilson の力量を見せつけられる作品西上がっている。隙がなさ過ぎる完成度なので、最早ああだこうだと評するのが困難なほど。
現代プログレ好きは必聴の一枚だと思います。


関連リンク:
StevenWilsonHQ.com - Official Website
関連サーチ:
THE RAVEN THAT REFUSED TO SING(AMAZON.co.jp)
THE RAVEN THAT REFUSED TO SING(Google)
THE RAVEN THAT REFUSED TO SING(del.icio.us)
THE RAVEN THAT REFUSED TO SING(Last.fm)
THE RAVEN THAT REFUSED TO SING(YouTube)
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Raven That Refused to Sing (and Other Stories)
発売元 : Kscope
発売日 : 2013-02-26 (2CD)
売上ランク : 23235 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 2,135 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。
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