ロシアの Lost World Band は相変わらずの馬鹿テクに味わいを添えて

Lost World Band

Lost World Band はロシアのバンドで、バイオリンの音色が馬鹿テクにそして、時に凶暴に引き裂くサウンドが特長的なバンド。
その2013年新作 Solar Power がリリースされていたので、聴いてみた。

馬鹿テク

バイオリニストの奏でる引き裂くサウンドを中心に、ギターやフルートの音色が複雑に絡み合っていくサウンド。基本的に高速に疾走しながら時に変則的な拍子につっかかりながら進むサウンドは、今までと同じ傾向。
しかし、このアルバムでは、ボーカル曲だ多く含まれてくるなど、直線的な疾走勝負だけではなくて、緩急をつけた味わいも楽しめるアルバムに仕上がっている。

味わい

その緩急の部分がこのアルバムの面白さだろう。ボーカルは、まぁ、それなりという感じではあるけれども、バラッドとも言えるタイプのボーカル曲も入れてくるなど、直線的な攻撃性だけではない表現をしてきているところが聴き所。特に、このボーカルを表に出しながらも、背後でうなるギターやバイオリンサウンドは聴き所でもある。