イスラエルのバンド、Igayon のデビューアルバムを聴いてみた



Igayon

今回紹介する作品は、Igayon というバンドのデビューアルバム "to go"。このバンドは、イスラエルのバンド。
印象的なパーカッションがアルバムの最初と最後に収録されているコンセプトアルバム。


70年代イタリアンロック的

全体のサウンドなのだけれども、どちらかというフォーク的な雰囲気の強いロックサウンド。こてこてな要素とか馬鹿テクな要素は薄い。コンセプトアルバムを演奏しきるという意味でプログレッシブロック的なのかもしれないが、強い特徴はない。
で、そのサウンドは、フォーク的な要素もあるためか、70年代のイタリアンロックの印象に近い。派手ではないけれども、印象的なパーカッション使いとか、繊細なギターワークとキーボードワークには、牧歌的な味わい深さを感じる。アナログ感の強いサウンドなので、70年代のにおいを強く感じる。


素朴な

ボーカルもヘブライ語(?)で歌われていて、しかも、このボーカルが素朴なヘタウマ系ボーカルなので、なおさら味わいが深い。全体の構成もコンセプトアルバムでありながらも、大きな起伏はない。なので、ゆったりとこの味わい深い世界に浸るという聴き方。


歌詞

一応、歌詞カードには歌詞の英訳が載っている。なんとなく平和が内容になっているような感じだけれども、強いトータル性を感じるような歌詞ではないし、強い主張を感じるそれでもない。


これから?

というところなので、全体的には、完成度の高さを誇るようなそんなアルバムではなくて、むしろ、完成度が高すぎない素朴さが魅力の作品。
これからよりバンドとして成長するといいのかもしれないが、却って、完成度が高くなるとうまく個性が出ない可能性もあるのではと思うところもあり。
とりあえず、イスラエルのロックバンドの音ってどんなのだろうという興味がある方は、聴いて損はないアルバムだと思います。


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