壮絶多弦祭り Felix Martin による Scenic Album
Felix Martin
Felix Martin は、変則14弦ギターを操るヴェネズエラ出身のギタリスト。その Felix Martin が、ドラムに、あの Marco Minnemann を迎え、さらには、ベースには、スティックも操る Nathan Navarro を据えてリリースしたアルバム Scenic Album を聴いてみた。超絶
のっけから、超絶です。Marco の手数の多いドラミングに加えて、ギターもベースも多弦タッチ演奏を挟み込むものだから、音数が半端無い。音が洪水のように次々に押し寄せてくる感じ。高速フレーズは、最早感嘆するしかなく、ただただ圧倒されるのみ。
ジャジーに
しかし、そうかと思いきや、曲によってはジャジーに、メロディアスに展開させてみるという味わいも挟み込んできていて、比較的スローなサウンドも、また、聴き応えある仕上がり。ただ早さだけではない音楽センスを感じさせる。ボーカルレスのインストアルバムだけれども、アルバムを通して楽しめるのは、このあたりの単にテクニック押しだけではないが故だろう。実際
実際その音楽の幅を見せつけるということもあるのか、楽曲タイトルが、 "Viroliano Tries Prog" "Viroliano Tries Jazz" "Viroliano Tires Metal " となっている3曲がある。それぞれにそれぞれの面白さがある。
すごい
いやー、しかし、すごい。こういった超絶演奏系のトリオ演奏はここのところいろんなトライがなされているが、結構いろんなパターンが出尽くしてしまって簡単には驚かなくなってしまっているが、しかし、まだまだ別の凄いパターンがあったのかとあらたな馬鹿テク祭りのありかたを提示してくれたこのアルバムは凄いと言うしかない。Felix Martin の今後の活躍が期待される。
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