Freedom To Glide は、落ち着きのある英国的プログレ

Freedom To Glide は、Pink Floyd のカバーバンドのメンバーを中心とした英国のバンド。そのデビューアルバムと成る Rain がリリースされたので、聴いてみた。

アルバムは、コンセプチュアルな構成で、戦争に関わることをテーマとしている様子。Pink Floyd のトリビュートバンド出身と言うこともあり、特に最後期の Pink Floyd のにおいが漂う音作り。
ためをしっかりと作って、ピアノを響かせながら、切々と歌い上げるスタイルなどは、まさにそれ。

しかし、それが、ただのクローン的なバンドというようなレベルではなくて、楽曲の完成度といいアルバムのトータルな完成度といいがレベルが高いので、二番煎じ感は全く無いと言っていい。

とにかく味わい深い。上記のための作り方が本当に秀逸で、楽曲に引き込まれていくような印象さえ受ける。このような、懐の深いサウンドはなかなか作るのは難しいそうで、彼らのテクニックを超えたセンスのすばらしさを感じる。

英国のポンプ系バンドの系統に入るようなサウンドを持つこの Freedom To Glide は英国プログレ好きにはお勧めできる作品。とにかくアルバムの完成度が高いので落ち着いて聞き込めます。

発売元 : JFK

発売日 : 2013-11-04 (1CD)

売上ランク : 714229 位 (AMAZON.co.jp)

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