ドイツの現代プログレバンド RPWL の新作も地味にかっこいい
RPWL
ドイツのバンドで、Pink Floyd のカバーバンドとしてスタートした主に2000年以降に活発な活動をしている RPWL の2012年新作 "Beyond Man and Time" がリリースされていたので、聴いてみた。現代プログレ
サウンドは、元々からのなのだけれども、現代プログレというのか、ネオプログレなサウンドで、ポップでタイトな明るい音を基調に、そこに若干フックをかましたり陰を落とすような音作り。Pink Floyd 的な傾向は元々あったのだけれども、ここでは、現代プログレの代表格的なバンドである、 Marillion や Porcupine Tree に近い味わいを出してきている。その意味では、あまりドイツのバンドという印象のサウンドではない。
完成度の高い
とにかく、このアルバムは完成度が高い。先述のように、特にボーカルを含むパートでは、Porcupine Tree に近い要素を強く感じる。メロウでポップなボーカルラインはシンプルに心地よい音作りをして、一方でインストパートになったりすると、表現力の高いギターやキーボードサウンドが舞い上がっていく。また、曲によっては、It Bites あたりの雰囲気もある。このあたりのメリハリも含めて、アルバムとしての完成度の高さを感じる。非常にまとまりがいいので、破綻的な迫力はないのだけれども。
コンセプト?
なんとなく、コンセプトアルバムっぽい作り。また、タイトルにある Beyond Man And Time なんかには、非常に深い思想が潜んでいるようにも感じるが、しっかりと歌詞を読み込めていないので、ストーリーはよくわかっていない。一度じっくりと読み込むべきだとも感じる。歌詞だけではなくて、音展開もコンセプトとして全体にストーリーを感じる展開で、一定の味わいあるサウンドに適度な起伏を持たせていて、このあたりにもアルバムとしての完成度の高さを感じる。
現代プログレ
Porcupine Tree や、Marillion、It Bites に近い味わいのサウンドであることもあって、このあたりのポップさと一筋縄ではいかないねじれの両方を併せ持つバンドが好きな方は、このアルバムも楽しめると思う。関連リンク:
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