ハンガリーの伝説 Solaris の火星年代記第二弾
Solaris
Solaris は、プログレが、第一次世代・第二次世代の後の低迷期に登場したバンドで、火星年代記と邦題では題されたアルバムが、エレクトロな雰囲気とともに、フルートが躍動するなどの要素、そして、ロックな感性という不思議なミクスチャーによって、特に日本で話題となり、やがて伝説的な存在として語られるバンド。その後、バンドとしての活動は下火になり、散発的にアルバムや過去のアーカイブをリリースしたり、メンバーによる関連バンドの活動など周辺活動のみに徐々に収斂してしまっていた。
第二弾
しかし、2014年になって、驚きの展開で、なんと伝説の火星年代記の第二弾がリリースされたという。英語だと、Martian Chronicles II、ハンガリ後かな、だと、Marsbeli Kronikak II。悶絶
第二弾というと、なんというのか、スケールダウンを警戒して今うのだけれども、その心配は、まったく不要だというのが聴き始めからいきなりわかる。あの火星年代記サウンドである、デジタルな重厚さに支配された世界、そこに、激しく切り込んでくる Attila Kollar のフルート。そして、自由に踊るギターに、リズムライン。さらに、今回は、バイオリンや女性ボーカル、サックスなども交えて、音の幅はさらに幅広く、そしてなによりも、より華やかなサウンドへと進化。これは悶絶しないではいられない。
圧倒的なテンション
そおう、全編にわたって、圧倒的なテンション。サウンドの重厚さからも、とりあえず作ったのではなくて、十分に作りこまれていることが理解できる。完成度があまりにも高くて、第一弾をも上回るほどのアルバムとしての完成度を感じる。
随所にあるアンサンブルの緊張感とか、細かいフレーズにより生み出される疾走感とか。
傑作
いや、これは、火星年代記第一弾に負けるとも劣らない超名作です。ここにきて、このレベルのサウンドを生み出してきたというのは、やはり、Solaris 恐るべし。
これは、全プログレファンにお勧めしたい傑作です。
関連リンク:
SOLARIS関連サーチ:
MARSBÉLI KRÓNIKÁK II(AMAZON.co.jp)MARSBÉLI KRÓNIKÁK II(Google)
MARSBÉLI KRÓNIKÁK II(del.icio.us)
MARSBÉLI KRÓNIKÁK II(Last.fm)
MARSBÉLI KRÓNIKÁK II(YouTube)
Powered BY AmazoRogi