哲学的コメディー Lucy
ルーシー
リュック・ベッソン監督のルーシーを見てみたのです。これがなかなか曲者映画である側面では人類のというのか生物の脳の可能性に言及しながらさらに存在を時間との関係性で定義したりなどかなり大仰で哲学的な議論をしている。しかし、一方で冒頭のわかりやすい隠喩であったりいろんな場面でベタすぎるコメディー色が大々的に登場。
さらには人はいっぱい死ぬし、カーチェイスは派手すぎだしとアクション的な要素もある意味ベタベタ。
クライマックス
そして、それが凝縮されているのがクライマックス。ルーシーの脳の活用レベルが100%に達しようとする一方で、麻薬組織と警察の銃撃戦はハチャメチャにも程がある感じ。そして、盛大にバズーカーが発射されるとルーシーは空間を飛び越え時間も飛び越え、そして宇宙の始まりに迫っていく。存在と時間
存在と時間の議論は興味深いし、時間が存在を存在にしているというのは適切な思考だと思う。それをまたわかりやすい例えで表現しているあたりも面白くて、さらにそれをコメディータッチのSFアクションに仕立てることで哲学的なところを面白おかしく料理してしまっているのは、さすがというしかないだろう。なんというか
なんというか、くだらなさと難解さが同居する奇妙でたのしい映画でした。関連サーチ:
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