イタリアン・プログレッシブロック・フェスティバル2012春の最終日に行ってきた
イタプロフェス
さてさて、2011年秋に引き続き、今回は3日間にわたり開催されたイタリアン・プログレッシブロック・フェスティバル。私は、その最終日、2011年3月29日の公演に行ってきました。もちろん、場所はクラブチッタ。ソルド・アウト
この公演は、早くからソルドアウトとなった公演で、出演は、Locanda delle Fate と、I Pooh。当初は、Forumla3 も予定されていたが、メンバーの急病でキャンセルとなった。また、I Pooh は、今フェスティバルの目玉なので、3日とも公演を実施。Locanda delle Fate
定刻通りに、Locanda delle Fate が登場。多くのバンドが、若手のメンバーを入れて演奏しているけれども、Locanda delle Fate は、みなさん熟年な感じ。オリジナルのメンバーも比較的多く残っている。1970年代には、Forse Le Lucciole Non Si 1枚によって、衝撃を与え、語り接がれてきたバンド。近年は、再活動をしていて、アルバムもリリースしている。その伝説のアルバムを中心としたライブで、とにかく、メンバー全員が元気。
ちょい悪
風貌はイタリアのちょい悪オヤジな感じでちょっと小綺麗。約1時間40分の公演を見事にこなしていた。心の隙間に染み入る叙情味深い メロディーがジャコモおじさま級の巨体 Leonardo Sasso の美しい声と共に美しく響き渡る。またツインキーボードを含む演奏は繊細かつタイトで細かいリズムをかっこ良く切り抜けて行くアンサンブルに乱れはない。このあたりは、ただ再結成しただけではなくて、ライブでしっかりと表現が出来るレベルであることがすごい。ホント、イタリアンロックのバンドのライブ力には感服しないではいられない。
哀愁と共に、スクランブルする楽器が刻むアンサンブルがとてもかっこいい公演でした。
I Pooh
そして、I Pooh 登場。こちらは、前列に並ぶ3人が正式メンバーで、そのサポートとしてドラマーとキーボードが後ろに控える。曲調は、やはり、プログレな、引っかかりや変則さのあるサウンドではなくて、ストレートなハードロックやイタリアン歌謡という感じ。なので、プログレ観点からすると Locanda delle Fate のほうがかっこよかった。
圧巻
しかし、そのライブパフォーマンスは圧巻。イタリアのトップバンドでもあるだけあって、ステージングは熟れているし、爆発的にかっこいいコーラスワークを武器に、演奏も、複雑なことはしないが、適切にテクニカルに演奏するので、見応え満点。とにかく、バンドとしての格を感じる演奏。また、独特のファン層を持っていて、黄色い声が飛んでいたのも印象的。
クライマックス
とにかく、そんな感じなので、普通のハードロックコンサートのごとく、終始ノリまくりの展開。だが、私にとっての最大のクライマックスは、Pensiero。客席に歌わせるなどの演出もありながらで、これだけでも価値があった感じ。アンコール含めて約1時間50分の演奏は、会場も燃焼しきっていました。今回も
ということで、今回も大盛り上がりのイタリアン・プログレッシブロック・フェスティバル。特に毎回印象的なのは、客席の盛り上がりに気をよくするメンバー。I Pooh は何度も、また来るからと言っていました。ということで、今度はまた秋くらいにアルのですかね。楽しみです。
フロントの3人が交互にリードボーカルをとるとともに、さらにサポートキーボードも加えての4枚コーラスは圧巻。
演奏もかなりこなれている。
イメージはプログレというよりはイタリアン歌謡。複雑さはないがノリは良く盛り上がり抜群。アンコール含めて1時間50分くらい。個人的にはPensiero がクライマックスだったかな。
関連リンク:
ITALIAN PROGRESSIVE ROCK FESTIVAL / イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァルPooh Official WebSite
Locanda delle Fate
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