Lunatic Soul の新作は重厚に波打つ
Lunatic Soul
Lunatic Soul はポーランドのバンド Riverside の Mariusz Duda によるサイドプロジェクト。より、エレクトロニカでポストロックの要素が強いサウンドを展開するバンド。その2014年新作、Walking on a Flashlight Beam がリリースされたので聴いてみた。波打ち際
波打つSEから導入される展開。この作品もまた、感情に深く入り込んでくる過去の作品と同様の色合いを見せる。より内省的なサウンドであり、また、サウンドを形作っていくそれぞれの音も、響きを感じさせるそれで、聴き手を包み込んでいくようなそんな導入部。柔らかな歌声
サウンド展開は、起伏に満ちている。ただ、全体を覆っているのは、感情を内に溜めて、大きく発散するのではなくて、感情の中の溜りからさらに少しずつあふれ出してきたかのような感覚。時に、サウンドはヘヴィーな展開にも進むものの、しかし、そこにはやはり、何か柔らかなものが間にある。そして、ボーカルスタイルにしても、ミドルトーンで丁寧に柔らかく歌い上げられていくというスタイル。
エレクトロニカ
そして、やはりこのバンドで効果的に使われるのが、エレクトロな音などによるSE。ギターのアルペジオが支配するような世界においても、エレクトロな音が入り込んでくることで、その雰囲気が色づけられていき、さらに、パーカッション系のサウンドやSEがより感情にダイレクトに触れてくる音を生み出していく。重厚に浸る
音の響きが感情に響き渡ってくるようなそんなサウンドに加えて、柔らかいボーカルトーンという構成であるために、大きめの音で聴くと、その世界に浸りこむことができる。その世界に浸りながら、瞑想にふける、この作品の良さがさらにしみこんでくる。
関連リンク:
lunatic soul関連サーチ:
lunatic soul(AMAZON.co.jp)lunatic soul(Google)
lunatic soul(flickr)
lunatic soul(Last.fm)
lunatic soul(YouTube)
Powered BY AmazoRogi