イタリアン・ロック・ヒストリーで AREA と New Trolls を堪能
イタリアンロック
クラブチッタで行われていたイタリアンロックフェスティバルは、この春で終わってしまいましたが、とはいえ、似たような企画は今後もつづくということなのか、早速イタリアン・ロック・ヒストリーというタイトルの元、AREA と New Trolls の来日公演があったので行ってきました。私が参加したのは、2日目の New Trolls がトリをつとめる方。
AREA
まずは、AREA の登場。この日のセットは、ソロ、デュオ、トリオ、カルテットと、4人のメンバーが出入りして、様々な構成で様々なスタイルの演奏を披露するという展開。Paolo Tofani が参加する構成ではデジタルテクノロジーも駆使した実験的な要素の強いサウンドだが、そのほかのメンバーが中心の演奏では、ジャズっぽさもあるかっこいいインスト、そして、4人が揃うと強烈なアンサンブルをたたき出し続ける超絶ロックバンドと化する。変幻自在
まさに、変幻自在で、イマジネーションもあれば、テクニックもあるし、なによりも、年を取っても想像力も体力も若々しくて、音は生き生きとしてタイトでスピード感抜群だし、先端のテクノロジーをも飲み込んだ実験精神も失われていない。まぁ、ベーシックにテクニックがあるからなのだろうけれども、これは凄い。いつ聴いても楽しくてしょうがない。また、イマジネーションに満ちた完璧なサウンドは、聴いている側のイマジネーションをも解放するレベルで、自分の脳みそさえも野獣化できて、日頃の閉塞した脳みそを払拭してくれる。
まさに最高の演奏でした。
New Trolls
そして、New Trolls 登場。今回もミニオーケストラを引き連れた構成。バンドの方は、4人のみと意外と少人数。ちなみに、nico は現在闘病中とのことだが、そうだったのか、知らなかった。今回は、アナウンス通りに、4種類の Concerto Grosso がテーマ。
のっけからテンションの高い、Vittorio。そのテンションに引っ張れるように、見事に融合したバンドサウンドとオーケストラサウンドが全体を盛り上げる。
Concerto Grosso
そして、なんといってもやはり、Concerto Grosso 1&2。例のバイオリンソロでかっこよく始めるとそれまでもすでに盛り上げっていた会場がさらなる盛り上がりに包まれる。また、ミニオーケストラの第1バイオリンの女性がソロを披露するとさらにさらに持ち上がっていく。
やはり、この曲は楽しい。
最高
ということで、いずれのバンドもいい楽曲といい演奏を堪能出来たのだけれども、特に AREA では演奏テクニックの楽しさを、そして、New Trolls では楽曲そのものの力強さをより強く感じた。いやー、やはりこの手の企画は今後も続いて欲しいなーって、改めて感じた夜でした。
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