「地球、最後の男」を iTunes で借りて見た



地球、最後の男

確か、ヒューマントラストシネマで少しだけ上映していて、そのときに見に行こうと思ってたんだけど、結局タイミングが合わなくて見ることが出来なかった映画「地球、最後の男」が、よくよく見てみたら、iTunes でレンタル可能になっていたので、ものは試しにと、iTunes で借りて家で見てみた。


iTunes

iTunes は、結構いろんな映画が普通に借りれる状態で、主にはメジャーな映画ばかりなのだけれども、HD映像も多くて、パソコンで借りておいて、そのまま、テレビに HDMI とかで出してみると、それなりの大画面でもちゃんと見れるレベルの画質。さらに、USBで、音声をオーディオの方へ入れてみると、これまたいい音で聴けたりする。
もし、AVアンプを持っていれば、パソコンから HDMI でAVアンプとつないでしまえば、普通に見れる感じ。思った以上に、iTunes が映画鑑賞に使える。


本編

それはさておき、映画本編。過去の戦の様子が示唆的に描かれ、そして、そのまま宇宙空間に浮かぶステーションにいる主人公へと切り替わる。
この男が、「地球、最後の男」。やがて、地球の基地との交信が途絶え、そして、彼はひとりっきり、宇宙空間に放り出されるという展開。
記憶は錯綜して、妄想が膨らんでいく。
孤独が彼をどのように混乱に追い込んでいくか。
一方で、敢えて、その日常とはことなるシーンが挟み込まれる。
例えば、ビデオで観念的な話しをする人たちのシーン。もしくは、彼が見つけた手記など。


ねらっている

あきらかに、狙った演出。時系列とは異なるシーンを挟み込むことで暗喩する何かに哲学的な意味を込めようとするそれ。
しかし、どこか、いまいち。
さらに、妄想は深まり、そして、いつしか何処かのビルディングへ移動している。もはや、完全に「2001年宇宙の旅」。オマージュというと聞こえがいいが、オマージュにしてはひねりがなさ過ぎる。
狙いスギナ感じがあざとく感じられてくる。


映像

映像は、確かに美しい。音楽の使い方もまたすばらしい。このあたりは、「2001年宇宙の旅」のオマージュとしては間違いではない。


しかし

しかし、やっぱりいまいちだ。そして、エンディングは、「LOVE」。
どうやら、この映画の原題が「LOVE」のようだ。孤独を描き、そして、「LOVE」とは・・・


とはいえ

とはいえ、こうやって iTunes で映画を借りるってのは、かなり可能性を感じるね、今更だけど。
最近はかなりいまいちなミニシアター界だけれども、こういったオンライン配信をベースにミニシアターを紹介するようなスキームを作れば、もっとうまくいい映画を配信することが出来るようになりそうな可能性を感じる。
是非とも、そんなシステム作りをしてみたい。


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